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平成21年9月22日(火)放送分
ゲスト
八幡南区長森 浩(もり ひろし)さん
概要
今日の市長いまどきトークは、八幡南区長 の森 浩さんをゲストに迎えてお送りします。近くにお店がない、車の運転ができないなどの理由で日々の買い物に苦労をしているお年寄りたちを助けようと、太田市八幡町の住民有志と市内農家の人たちで、毎週日曜日の早朝に、八幡町の市営テニスコートの駐車場で朝市を開いています。朝市の代表である森区長さんに朝市を始めたきっかけなどについてお話いただきました。
市長 今日のゲストは、率直に、すごいことをやってくれたと思っています。八幡南区長の森浩さんにお越しいただきました。これから話をしながらどのようなことをやっているのか、聞いてみたいと思います。今日はよろしくお願いします。
森さん はい、よろしくお願いします。
市長 それでは今、森さんが仕掛けている朝市について、どんなきっかけで始められたのか、お話いただけますか。
森さん 八幡町も非常にお年寄りが増えまして、八幡南だけで486名の人口で、43.8%の205人が60歳以上です。敬老会に招待した75歳以上の方が104名います。我々は普段、車の生活で何も感じていませんでしたが、たまたま私の1軒前の家に92歳の方が住んでいます。もちろん車も乗れません。今までは近くにスーパーがありまして、歩いて買い物ができました。ところが、そのお店も辞めてしまいました。それから、大門通りも昔は非常に賑やかで、八百屋や肉屋、魚屋、お惣菜屋もあってみんな間に合っていたのですが、みんな辞めてしまい、太田駅前まで来ないとお店がないという状況になってしまいました。そうすると、手押し車で行くことは無理です。
市長 そうですね、それは無理ですね。
森さん 半日仕事になってしまいます。それが町内でも問題になってきまして、何か良い方法はないかということで模索していました。スーパーを作ってもらうというのは難しいと思います。そこで、たまたまクラッセで野菜を直売しているグループに話をしましたら、では八幡でもやってみますかというお話をいただきました。それから、どのようにスタッフを集めるか役員で相談し、昔の遊び仲間で60歳過ぎて暇になってきた友人に手を貸してほしいと話をしましたら、約20人が協力してくれることになりました。
市長 すごいですね。たぶん、いつかは自分も困るのでは。という考えもあってでしょうね。
森さん そうですね。それと昔お世話になったおじさん・おばさんが困っている。では何か恩返しできないかという気持ちをみんな持っていると思います。口の悪いおばさんは「昔の悪がきばっかり集まっているね」って言っています。
市長 それでは、スタッフはいいグループができて、いざ始めようとなったわけですね。
森さん そうです。それから、約半年検討しまして、昨年の11月に第1回の朝市を始めまして現在に至っています。
市長 そうですか。最初は野菜を中心とした朝市でしたか。
森さん そうです。現在もほとんど野菜がほとんどですが、6月からある魚屋さんが出店しても良いというお話をいただきました。
市長 魚の干物があれば、おじいさん・おばあさんも喜びますよね。
森さん そうなんです。いままでは、缶詰に頼るしかなかったし、野菜も新鮮なものがほしいが買えないという問題がありましたが、現在の生産者は古戸の方で、その日の朝に摘んだ有機農法で路地野菜を持ってきてくれます。消費者は高齢者がほとんどですので小分けに袋詰めして、値段は100円を基準にして持ってきてくれるので無駄がないと喜んでいます。
市長 朝市を始めた時は、情報が十分ではないでしょうからお客さんがなかなか集まってくれなかったということはありませんでしたか。
森さん 始めた時期が11月で寒さに向かっていく時期でしたので、お客さんは少なかったですね。それで宣伝方法を考え、八幡北・西・南、大門仲町、五丁目、西本町の区長さんにご協力をいただいて、チラシをいれました。八幡北地区は全世帯に他の地区は回覧をお願いしました。
市長 そうですか、それは効果的ですね。
森さん それからは、五丁目、四丁目にお住まいの人にもご利用いただいています。
市長 今、利用者は何人くらいになりましたか。
森さん 先日の朝市は120人くらいお客さんがきました。
市長 場所はテニスコートの駐車場ですよね。
森さん そうです。そこを使わせてもらっています。
市長 それだけ来ると、いっぱいになりますよね。
森さん そうです。車で来る人もいますので、とても便利です。それから最近は八瀬川沿いの道を散歩する人が多いので、なにをしているのかなということで寄ってくれる人が多いようです。それから口コミで広がって、結構あてにされていますね。先日も早めに朝市会場に向かったら、5時40分に人がいるんです。
市長 5時40分にですか、朝市は何時から始まりますか。
森さん 一応7時からですが、農家の人は6時15分頃に荷物を持ってきます。そうすると常連さんが待っているんです。昨日の朝市も西の門が開いていないって怒られたりしました。おかげさまで、非常に好評です。特に魚屋さんは足利の中卸をしている方で、このような世の中では移動販売が売れるのではないかと協力をいただいています。
市長 八幡で始めた、この朝市を各地区にノウハウを教えて、広がっていけばいいですね。ビジネスモデルみたいです。
森さん 実はある地区の区長さんが、自分の地区も同じような状況で、どのような段取りで始めたのか教えてほしいということで、一度お見えになりました。
市長 団地などは一気に高齢化してきます。宝町はスーパーがあるからいいけれど、小さな団地は大変だと思います。ですからこのような朝市は絶対に必要になると思います。
森さん 今後はどのような形になるかわかりませんが、1年近く続けることができましたので、このスタイルはよかったのではないかと、スタッフ一同感じています。
市長 みなさんスーパーや店がなくて困っている人たちを助けることができるのは、地域の力ですよね。
森さん はい、それは感じています。八幡西は若い世帯が入ってきていますが、北と南は本当に高齢化が進んでいます。なおさら、なんとかしないといけないと思っています。
市長 今日は、短い時間でしたが、放送を聴いた人たちが八幡の朝市に行ってみようと思った人もいるかもしれませんので、これからも指導をお願いいたします。
森さん 指導ができるかわかりませんが、一度来て見てもらうと分かっていただけると思います。来てくださった方は「結構にぎやかだね」って言ってくれます。
市長 そうすれば地域のコミュニケーションも取れますし、安否確認もできますよね。
森さん そうです。朝市のもう1つの目的が、コミュニケーションです。一人暮らしの高齢者が朝来るとここでいろいろな話ができますから、楽しんでくれています。
市長 そうですね。今日は本当にありがとうございました。

