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平成21年7月14日(火)放送分
ゲスト
群馬大学工学部長兼大学院工学研究科長板橋 英之(いたばし ひでゆき)さん
概要
今日の市長いまどきトークは、4月1日に群馬大学工学部長兼大学院工学研究科長に、歴代最年少の46歳で就任された板橋さんをゲストに迎えてお送りします。板橋さんは、太田キャンパスをより多くの市民の皆さんに知っていただくためのPRや今後の課題として産学官や地域との連携について、就任の抱負、現在の研究状況についてなどを語っていただきました。
市長 今日のゲストは、群馬大学工学部長で大学院工学研究科長の板橋さんにお越しいただきました。今日は、よろしくお願いします。板橋さんは工学部長ですが、工学部長になるのにはどのようにして決めるのですか、立候補ですか。
板橋さん いいえ、違います。これは、いきなり選挙になります。教授が70人くらいいまして、全教授と全教員の総数約200人が投票します。それで、過半数の票が取れたら決まります。
市長 学長とは違いますか。
板橋さん 学長を決めるのは複雑で、学長選考会議がありまして、そこで決めます。
市長 では、限られた人数で学長投票が行われるわけですね。全教授が対象ですか。
板橋さん そうです。ただ、在職年数が2年ない人は学長にはなれませんが。
市長 先生の年齢は、失礼ですがおいくつですか。
板橋さん 今、46歳です。
市長 46歳で教授になるのであればわかりますが、工学部長になるのは若いですよね。
板橋さん そうですね。自分でも信じられません。
市長 教授になられたのは何歳ですか。
板橋さん 41歳のときです。
市長 すごいですね。
板橋さん でも、41歳で教授はいます。最近増えてきました。
市長 だんだん、若くなってきているのですね。若い人が活躍する時代になっているのかもしれないですね。話は変わりますが、群馬大学には太田キャンパスをつくっていただきました。今年度は増築して教室を作っていますね。
板橋さん そうですね。来年の12月完成予定です。これができると、太田キャンパスも本格的に教員も異動して、授業・研究も活発になると考えています。
市長 ぜひ、一学科でも移していただきたいです。太田は産業背景をもっているところですので。
板橋さん はい、太田は素晴らしいと思います。ある教員に聞いた話ですが、ある装置を入れました。そうしたら、その付帯設備から部品にいたるまで、全ての物が揃うと聞きました。他ではありえないそうです。おそらく太田市内の会社が、どこで何がそろえることができるかという情報を持っているからだと思います。それが、ものづくりをする工学部としては、非常にありがたいことです。
市長 そうですか。産業界における支援体制ができているということですか。でもそれができるのは、期待をしているからこそ、応援しようと思えるのではないでしょうか。
板橋さん ありがたいです。期待に応えられるように、いい教員をばんばん送りますから。
市長 最近は住む場所もただで提供したほうがいいのではないかと考えています。
板橋さん 大学の教員にですか。それなら、僕も移ろうかな。
市長 知的レベルの高い人を太田に住んでもらうのもいいのではという話もあります。こちらに教授が移ってきてくれて、住んでもらえればいろいろな面で便利になりますので。
板橋さん そうですね。そして、子どもが生まれたら群大工学部に入ってもらえるようになれば、素晴らしいですよね。
市長 太田キャンパスは、狙いとしてどのような研究をしていますか。
板橋さん 太田キャンパスは、基本的には機会と電気と情報と科学を融合した学科です。日本に1つしかありません。なぜ、このような研究をするかというと、将来の製品や商品の新しいものを開発するときのプロジェクトのリーダーをつくろうとしています。物をつくるにはいろいろな知識が必要で幅広い知識が必要になります。幅広い知識を持った人材を世に送り出そうとする、非常に特徴的な学科なのです。
市長 つまり、機械科や電気科や化学科など分かれていましたが、それを融合してしまうということですね。
板橋さん はい、そうです。学者をつくるのではなく、産業界のリーダーをつくる学科なのです。非常に特徴的です。産業界の即戦力として使えるような人材を輩出しようとする学科です。だからこそ、太田なのです。
市長 なるほど。
板橋さん 産業界の人たちに協力をしてもらおうというのが狙いです。できれば、地元の会社に勤めてもらって、そこで世界を目指すということです。
市長 素晴らしいですね。やっぱり、先生は若い方がいいですね。
それから、群馬大学の人気はどうですか。
板橋さん 人気はずっと上がっています。特に、やる気のある人に入ってもらおうという入試にしました。学生のやる気があるので、授業が楽しい。教える側も楽になる。そうすると研究もよくできます。研究がよくできると研究成果も上がります。そして社会の役に立つという、正のスパイラルができています。そして、もう1つやりたいことが、太田に来る学生の金銭的なサポートをしてあげたいと思います。太田キャンパス基金を作って、授業料などを補助してあげられるようなシステムをつくりたい。これは、太田市民が一人1,000円ずつ、年間寄附してくれるとできます。
市長 花火を上げるとき、一人1,000円だすと花火があがるなと思ったことがあります。
板橋さん 太田キャンパスに花火が上がりますよ。そうすれば、いい学生がみんな太田にきて、太田市民に感謝します。それが重要です。
市長 それは、いい提案ですね。
板橋さん 大企業や市がお金を出したのではダメです。市民一人ひとりです。我々は、太田市民みんなからの援助を受けているのだと、学生が感じることが大事です。そうすれば、太田に勤めなくても、世界に出たときに自分は太田に育ててもらったという感謝の念が生まれます。
市長 今日は、それが言いたくて来てくれたのですね。すごいですね。でも、あり得る話ですよね。やっぱり、地域の力の中の一番は教育力だと思います。それは、単に本人だけでなく、地域で支えていくということが、最終的には地域力になっていくと思います。
板橋さん そういう意味では太田市は、非常に地域力が高いと私は評価しています。
市長 何年かかかると思いますが。
板橋さん 長い目で見ていただければと思います。
市長 でも、それは面白いね。素晴らしいと思います。
先生は若いですし、ぜひこれからも学部を盛り上げていってください。
今日はありがとうございました。

