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村田の双体道祖神

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ページID:0004417 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

村田の双体道祖神  道祖神というのは本来、中国の道の神である道祖と、日本古来の邪悪をさえぎる神とが合わさったもので、村境や辻に立って悪疫等の侵入を防ぎ村人を守る神、あるいは旅人の安全を祈る神でありました。のちに妊娠・出産・良縁・和合等の神、さらには生産神・田の神・山の神という性格をもつなど、複雑に発展してきました。
 この道祖神は、男女二体が石製舟形の碑面に浮き彫りされた神像風の双体道祖神で、「文政五天壬午(1822)十月」の年号があります。女神は御高祖頭巾をかぶり左手に盃を持ち、男は烏帽子をかぶり右手に銚子を持ち、互いに一方の手を背中に回しているように見えます。
 双体道祖神の分布は全国的なものでは無く、長野県から群馬県及び神奈川県西部に多く分布しています。県内では、西毛地域において多く分布し、太田市においては現在4基の双体道祖神が確認されています。
 この道祖神は、高さ46cm、幅28cm、厚さ4~5cmで、もとは現在地の東方約30mの上野井へ通じていた旧道の端にありましたが、現在の場所に移されました。

指定区分 市指定重要文化財[建造物(石造物)]
指定年月日 昭和57年4月20日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市新田村田町