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中江田の辻地蔵

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004419 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

中江田の辻地蔵  この地蔵尊は県道太田境東線(旧日光例幣使道)沿いの、新田中江田町寒沢地区西方に位置する小さなお堂に安置されています。地蔵尊(石造丸刻)は高さ120cm、幅30cmで、台座には銘文があります。
 本地蔵尊の位置する場所は、かつて日光例幣使道から分かれて利根川中瀬の渡しに通じる道がありましたが、斜めの道であったために、明治時代後期に施行された耕地整理の際、消滅してしまいました。地蔵尊は、新田中江田町本郷地区に住んでいた椎名長兵衛が観音札所の西国33ケ所、坂東33ヶ所、秩父34ケ所、合計100ケ所の観音寺を無事に参詣したのを記念して、正徳5年(1715)に親族の繁栄を祈願して建立したものです。
 中山道は西国札所への道順で、日光例幣使道柴宿は坂東札所水沢・白岩観音への道順で、中瀬道は秩父札所への道順であります。

台座銘文

正徳五年乙未九月吉日
奉納 坂東 妙儀四は道
 西国 為六親菩提
 秩父 秩父中瀬道
くわん主 椎名長兵衛

※「くわん主」:願主

指定区分 市指定重要文化財[建造物(石造物)]
指定年月日 平成12年4月6日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市新田中江田町888-1