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永禄十一年銘の懸仏

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ページID:0004437 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

永禄十一年銘の懸仏  懸仏(かけぼとけ)は、鉄板や銅板に仏像を線刻あるいは鋳造したものを寺の壁や欄間にかけ、仏教行事に使ったものです。平安時代に神仏習合によって始まり、鎌倉時代・室町時代に盛んになりました。
 この懸仏は蓮華座の上に合掌する地蔵像を鋳造したもので、上部につるすための穴が二箇所あけられています。直径は24cmで、光背は隆起した線で表わされています。身光背の外側と裏側の銘文は以下の通りで、これにより永禄11年(1568)に作られたことが分かります。

銘文

(外側)

奉造立山王廿一社 上野国新田庄田島郷

 永禄十一年戊辰九月二七日

(裏面)

大工 藤原□□

施主 新 六

□□□□

指定区分 市指定重要文化財[彫刻]
指定年月日 昭和63年1月11日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市世良田町3113-9(新田荘歴史資料館)