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吉田家文書

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004456 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

吉田家文書  吉田家は、名主役をつとめた家で、同家には770余点に及ぶ江戸時代の下枝村(下江田村)に関する古文書が所蔵されています。寛永16年(1639)3月の「東上野勢多郡新田庄下枝村検地帳」をはじめ、寛文5年(1665)12月巳之年「免相之定」など検地関係20点、割付17点、皆済目録74点、ほか年貢関係文書100点余に及ぶ、貴重な資料です。また、名主日記として「御用私用日記帳」(写真左)には天保2~13年(1831~1842)まで(7・9年欠)の12年間の長期にわたる記録が細かく書かれています。特に天保年間は飢饉が続いたため、気象についての記録が細かく書かれています。村内の行事として郷普請・堰普請をはじめ、社寺の修復や村内の出来事が記され、出入・欠落・金銭貸借や預り、支払など名主の動向が詳細に記録されています。
 農業については田植・綿蒔・大豆打・稲刈り、馬鍬洗・馬の爪切り・川藻刈り・遊仕舞・野休など当時の農民生活を知ることもできます。
 民俗関係として屏風講・相続講・毘沙門講・椀無尽・屋根講など講行事が組まれ、鎮守祭・巳待・疱瘡送り・祈り釘人形の民俗や、娯楽としての太々神楽・人形芝居・操り人形などが催されたことを知ることもできます。

指定区分 市指定重要文化財[古文書]
指定年月日 昭和63年1月11日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市新田下江田町