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花園遺跡出土の鉄釉印花文合子

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ページID:0004470 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

花園遺跡出土の鉄釉印花文合子  この合子(蓋のつく小さな容器)は、昭和39年(1964)ごろ、新田木崎町183付近の道路工事の際に出土しました。この中には古銭が入っていましたが、出土したとき内部に土が入っていなかったことから、蓋が付いていたと考えられます。現在その蓋は不明です。高さは5.5cm、口径3.9cm、胴部径8.6cm、底径5.0cmです。肩部には菱形の印花文(押し型でつけた花などの植物模様)が二段(上段には19箇所、下段には22箇所)に押されています。外面から内面上部にかけては、黄褐色の鉄釉がたっぷりと漬け掛けされ、底部には回転糸切り痕があります。瀬戸焼で、14世紀前半の製作と推定されます。
 合子の中には、表に示した中国から輸入された古銭(渡来銭)が50枚入っていました。

時代 名称 初鋳年
南唐 開元通宝 960年
北宋 咸平元宝 998年
景徳元宝 1004年
祥符元宝 1009年
天禧通宝 1017年
天聖元宝 1023年
皇宋通宝 1038年
至和元宝 1054年
至和通宝 1054年
熙寧元宝 1068年
元豊通宝 1078年
元祐通宝 1086年
紹聖元宝 1094年
聖宋元宝 1101年
大観通宝 1107年
政和通宝 1111年
南宋 嘉泰通宝 1201年
指定区分 市指定重要文化財[考古資料]
指定年月日 昭和52年3月29日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市新田大根町998-10(新田文化財事務所)