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木崎二ツ塚古墳出土の銀象嵌円頭把頭

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ページID:0004471 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

銀象嵌円頭把頭(ぎんぞうがんえんとうつかがしら)  この把頭は木崎小学校に保管されていましたが、昭和55年(1980)の新田町教育委員会(当時)による資料調査の際に偶然に象嵌が発見されました。把頭に付いていた紙には「明治45年木崎神明」と書かれていました。木崎の神明にはいくつかの古墳がありましたが、昭和13年(1938)に刊行された「上毛古墳総覧」の記載から、この把頭はかつてサッポロビール北関東工場敷地内にあった木崎町8号墳(二ツ塚古墳)から出土したと推定されます。古墳の形は明らかではありませんが、「二ツ塚」という名前などから前方後円墳であった可能性があります。
 この把頭は鉄製で、長さ6.5cm、幅4.5cm、厚さ2.8cmで頭部が円い形状で、表面には銀象嵌の文様が施されています。文様は、二重円を三本線でつないだ亀甲文の中に花文が描かれているものです。新田大根町でも同様のものが出土しており、県内では藤岡市本郷、高崎市岩鼻で出土した資料に類似しています。他の地域では6世紀後半の土器とともに出土していることから、この把頭もこの時代の遺物と考えられます。

指定区分 市指定重要文化財[考古資料]
指定年月日 昭和57年4月20日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市新田大根町998-10(新田文化財事務所)