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長楽寺絹本墨画出山釈迦図

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004153 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

絹本墨画出山釈迦図  絹本墨画出山釈迦図(けんぽんぼくがしゅっさんしゃかず)は、縦73cm、横36cmの絹地に描かれた水墨画です。仏の教えを得るために雪山に入って苦行した釈迦が、仙人から離れ自らの道を見いだすために、山から下りてくる様子が描かれています。
 水墨画の作者は不明ですが、制作年代は日本ではその数が少ないとされる僧東明慧日(とうみょうえんにち)(1272~1340)の賛が画右上にあるところから、鎌倉末期から南北朝初期の制作と考えられています。東明慧日は、中国明州の禅僧で、延慶(えんきょう)2年(1309)北条貞時の招きで来日しました。鎌倉の円覚寺や建長寺に歴住し、日本禅宗において東明派の祖となった名僧です。
 本図は初期水墨画史上より見て大変貴重な資料です。


 入山出山東涌
 西没鳳質龍姿
 弊衣痩骨六戴
 所成々泏●
 沙門 彗日

※●は「さんずい」に盾

長楽寺の概要と関連する指定文化財一覧

指定区分 国指定重要文化財[絵画]
指定年月日 昭和39年3月27日
所在地 高崎市綿貫町992-1(群馬県立歴史博物館寄託)