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正法寺聖観音像

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004382 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

正法寺聖観音像 正法寺聖観音像(しょうぼうじしょうかんのんぞう)は、総高155cmの立像で、ヒノキ材を使用した寄木造りです。頭部に宝冠を刻み、その下に高い宝髪を調和よく繊細に表しています。顔はやや面長ですがふくよかで、輪郭は引きしまっています。眼は半眼の彫眼です。肩の張りは自然で胸から腹にかけて盛り上がり、腰部へかけて持つ豊かなボリュームとそれを包む衣の襞は美しく、安定感を与えています。各部は均整がよくとれ、繊細ではありますがすっきりした爽快な感じのする像です。さし首で、胴体は左右矧ぎ、両肩のつけ根のところで別木をあてています。漆箔を施してあり、金箔が部分的に残っています。写実的、理知的な手法を多分に用い、宝冠座、顔の一部、衣文等に藤原時代の様式が見られますが、鎌倉時代初期の作品と考えられます。
 十二年に一度、午年の4月18日に、1日だけ開帳されます。

正法寺の概要と関連する指定文化財一覧

指定区分 県指定重要文化財[彫刻]
指定年月日 昭和29年3月30日
所在地 太田市脇屋町甲562 正法寺