ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

西慶寺の梵鐘

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004447 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

西慶寺の梵鐘 各願山来迎院西慶寺は高野山真言宗の寺院です。寺伝によれば、大同2年(807)勝道上人の開山であり、新田義重の祈願所と伝えられる古寺です。また、西慶寺は元弘3年(1333)新田義貞が鎌倉攻めの際、不動明王に加護を祈念、不動明王は山伏に姿を変え越後(新潟県)の新田一族に挙兵を触れたという伝説のある「新田触不動尊」を安置する寺でもあります。
 梵鐘は、総高139cm、口径78cmで、下野国佐野天明(栃木県佐野市)の鋳物師(いもじ)、長谷川弥市・山崎吉兵衛により鋳造され、寛保2年(1742)2月に第19世住職祐弘が西慶寺ゆかりの僧らとともに、新田義貞公追善供養のために寄進したものです。
 乳の間に、五字四行を一区とし、全体で五区百字の梵字による真言が陽鋳されています。この形式の梵鐘は「百字真言鐘」と呼ばれ、近世において真言宗興隆に最も力のあった浄厳律師(1639~1702)の創案とされます。池の間には、「新田触不動尊」のいわれや梵鐘鋳造の趣旨、新田公追善の91名の僧名、鋳造者名等が刻まれています。

指定区分 市指定重要文化財[工芸品]
指定年月日 平成6年3月25日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市鳥山上町1426-1 西慶寺