ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

寺井廃寺出土の瓦

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004460 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

寺井廃寺出土の瓦  寺井廃寺跡は現在の強戸中学校から強戸小学校にかけての地域にあったと推定されますが、宅地化が進み、また中心部分の発掘調査も実施されていないため、遺跡の詳細は不明です。
 この付近からは、布目瓦と呼ばれる古い形式の瓦が多く出土しています。種類には、軒丸瓦・軒平瓦・丸瓦・平瓦などがあります。軒丸瓦には大和川原寺式系の面違鋸歯文縁8葉複弁蓮華文瓦・上野国分寺式系の素文縁5葉重弁蓮華文瓦等があります。
 出土している瓦から、寺院は7世紀末頃(奈良・白鳳期)に、有力な豪族の氏寺として建立されたと推定され、東毛地域では最も古い寺院と考えられています。
 寺井町から新田小金井町付近にかけては、上野国新田郡家跡(国史跡)や古代の官道である東山道駅路・入谷遺跡が存在し、寺井廃寺を含め新田郡の中枢部を形成していました。

寺井廃寺付近の推定復元図の画像
寺井廃寺付近の推定復元図

指定区分 市指定重要文化財[考古資料]
指定年月日 昭和51年11月16日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市天良町858-2(強戸小学校)