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沖之郷の祇園囃子

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004497 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

沖之郷の祇園囃子  沖之郷(おきのごう)は太田市の東端、栃木県足利市に接する四方を水田に囲まれた農村地帯です。この沖之郷地区は、北・東南・西・新田の4つのコウチ(地域区分の称、地元では「耕地」の文字を当てている)から成り、それぞれのコウチが1台ずつ(西コウチと新田コウチ〈西新コウチ〉は組んで1台)の山車(だし)を所有し、囃子を受け継ぎ、祇園祭りに奉納してきました。
 沖之郷祇園祭りは、無病息災を祈る八坂神社の夏祭りで、かつては神輿渡御・山車巡行などが行われましたが、中でも山車巡行が最も醍醐味があり、古くから近隣町村の人々にも親しまれてきました。
 祭りの起源については、祭具の記録から、文政年間(1818~1829)にはすでに祭りが行われていたことがわかります。
 沖之郷の祇園囃子は、他地域のものに比べてテンポが速いのが特色です。西新コウチの「さんてこ囃子」、北・東南コウチの「祇園囃子」のほか、「昇殿」(北コウチ・西新コウチ)、「やっしゃ」、「鎌倉」、「にんば」(以上北コウチ)、「四丁目」(東南コウチ)など各地区がそれぞれ独特の囃子を持っています。囃子は大太鼓1、小太鼓3、鉦(かね)2から成っており、保存会によって継承されています。

沖之郷の祇園の概要と関連する指定文化財一覧

指定区分 市指定重要無形民俗文化財
指定年月日 平成6年12月12日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市沖之郷町838 八坂神社