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世良田諏訪下遺跡出土の笹塔婆等 附 出土土器一括

4 質の高い教育をみんなに11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0004464 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

世良田諏訪下遺跡出土の笹塔婆  笹塔婆は仏の名前や短い仏教の文言を書いて供養やまじないに用いた木簡(もっかん/木札に文字などを書きしるしたもの)です。
 この笹塔婆は、中世のもので、大半が上端部を圭頭状(長方形の先端をとがらせる)にしていますが、その左右両端に切り込みのないものや、1~3段の切り込みを入れているものがあります。下端部は、削られていてとがっています。厚さは0.1~0.3cmと薄く、幅は1.8~3.8cm、長さは23~48cmほどのものまであります。書かれている文字は、「南無大日如来」(南無とは帰依する。教えに従うこと。)が最も多く、明瞭なものだけで78点を数えます。そのほかには「南無阿弥陀仏」10点、「南無妙法蓮華経」2点や梵字のみ判読できるもの、文字が判読できないものなどもあります。
 C-21号溝は、堆積した土の状態や木製品の出土状況から、溝の流水が著しかった様子が示されています。また、溝の走向から、西の早川を取水口として、世良田宿を通り、石田川に水を落とす1.8kmにわたる運河的な要素をもった溝である可能性が高いと思われます。
 木簡など木製品は、世良田宿において行われた仏教的な行事等で使用され、その後、溝に流されたか、捨てられたものと思われ、中世の世良田宿を知る上で重要です。

指定区分 市指定重要文化財[考古資料]
指定年月日 平成13年2月19日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて新市の文化財として指定されました
所在地 太田市世良田町1516-1(旧世良田村役場庁舎)
太田市世良田町3113-9(新田荘歴史資料館)