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明王院の石造千体不動塔 附 請負覚書

明­王院の石造­千体不動塔  呑嶺山明王院安養寺(どんれいさんみょうおういんあんようじ)は、真言宗豊山派の寺院で、2町四方(一辺200m)の規模を有した、鎌倉時代の総領家クラスの安養寺館跡に建てられた寺です。
 明王院の石造千体不動塔(せきぞうせんたいふどうとう)は、伊豆小松石を使用しており、底辺7.2m四方、高さ6mのピラミッドの形をしています。基礎2段、不動尊像浮き彫り石15段上の塔身に「金剛界四仏」の梵字(「ウーン」:阿閦如来、「ダラーク」:宝生如来、「キリーク」:阿弥陀如来、「アク」:不空成就如来)が刻印された塔が配置されます。不動尊像は、東側270体、西側254体、南側238体、北側238体の合計1000体で、不動尊像につきものの火炎の光背がないのが特色です。これは不動堂内に秘蔵されていると伝えられる「御影不動明王」の木像(新田氏の祖、源義重が楯の上にすわり、剣をにぎって軍勢の指揮をとる姿を模したとされています。)の光背に火炎がないことにちなんだものと思われます。
 この塔の建立の趣旨を記したと思われる南面の銘文は、磨滅して判読できませんが「慈救呪百億供養‐‐‐‐‐二百万遍由良村寂心坊‐‐‐千二百万遍尾島町浄厳坊」などの文字が周囲に彫られているところから、不動明王の呪文を唱えることにより、諸願成就を祈る不動尊信仰が盛んであったことをしのぶことができます。千体不動塔の請負覚書(うけおいおぼえがき)によると、小川宇兵衛重政が延享4年(1747)江戸の石工・和泉屋治良右衛門に代金85両で造らせたとあります。

明王院の概要と関連する指定文化財一覧
指定区分
市指定重要文化財[建造物(石造文化財)]
指定年月日
昭和53年3月10日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて
新市の文化財として指定されました
所在地
太田市安養寺町200-1 明王院

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