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旧常楽寺の石塔群

旧常楽寺の石塔群  常楽寺は、以前は新田木崎町にありましたが、明治25年(1892)に蓮蔵寺、円通寺と合併し、上田島町に移転し、墓地だけが元の場所に残されました。合併する以前もしばらく住職がいなかったため、寺の創建などは明らかではありませんが、墓地に残された紀年銘のある石塔群が常楽寺の由緒を伝えてくれます。
 指定された石塔は宝篋印塔3基と五輪塔3基で、これらの内4基に南北朝時代の北朝の年号が刻まれています。3基の宝篋印塔は銘文から暦応4年(1341)、康永3年(1344)、貞和2年(1346)に建立され、法華経の供養を目的として造立されたものであることが分かります。紀年銘のある五輪塔は1基(延文四年(1359))ですが、ほかの2基もこれに近い年代と考えられます。またこの他に康暦二年(1380)銘の宝篋印塔の基礎があります。
宝篋印塔①
右為千部経供養
 奉造立宝篋印塔一基
    二幸
暦應      八月八日
    二己
   大檀那沙弥妙仏
結衆六人僧衆十二人
宝篋印塔②
     右志者為千部経
        甲
康永三季     八月時正
        申
供養也 大中臣光重敬白
宝篋印塔③
           右奉造立寶
           篋塔一基奉
            書写妙経三 
           部仍逆修如件
         丙
貞和二年        八月日
         戌 
   願主 大中臣實吉
宝篋印塔④
                敬
             逆修淨
                白
             康暦二 
             四月日
五輪塔
    二己
延文     八月九日
    二亥

指定区分
市指定重要文化財[建造物(石造物)]
指定年月日
昭和49年9月1日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて
新市の文化財として指定されました

所在地
太田市新田木崎町1664-1

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