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総持寺の梵鐘

総持寺の梵鐘  威徳山陀羅尼院総持寺(いとくさんだらにいんそうじじ)は真言宗豊山派の寺で、寺伝によれば新田総領家の館「新田館」の地内に建てられた寺です。新田氏の祖義重は、領内岩松に石清水八幡を勧請し、別当寺として真光寺を建てました。また、新田館には護摩道場を建立し「館の坊」と称しました。正平年間(1346~1370)小俣鶏足寺尊慶上人の法弟慶範は、岩松の真光寺と世良田の清泉寺、「館の坊」の3寺をあわせて1寺として真光寺とし、中興開山となりました。同寺の第2世慶賢は、寺名を総持寺と改めました。
 この寺の梵鐘(ぼんしょう)は、享保16年(1731)に佐野天明の鋳物師(いもじ)、太田甚左衛門藤原秀次により製作されたものです。青銅で造られており、口径は55cm、高さは127cmです。乳の間には乳がなく、梵字の金剛界五仏(大日如来(だいにちにょらい)・阿閦如来(あしゅくにょらい)・宝生如来(ほうしょうにょらい)・阿弥陀如来(あみだにょらい)・不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい))の五座があります。池の間には、梵字百字真言(四区)鐘銘(一区)176文字の銘文があり、撞座(しゅざ)には梵字の胎蔵界五仏(大日如来・宝幢如来(ほうとうにょらい)・開敷華王如来(かうふけおうにょらい)・無量寿如来(むりょうじゅにょらい)・天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい))の五座があります。梵鐘は、時を告げるのは勿論、煩悩を持つ衆生(しゅじょう)を救うために撞くものでもありました。総持寺の梵鐘は、世良田祇園の宵宮(よいみや)に普門寺の梵鐘(市重文)と呼応して屋台の町内引き廻しの合図にも使用されていたという特色を持っていました。

総持寺の概要と関連する指定文化財一覧
指定区分
市指定重要文化財[工芸品]
指定年月日
昭和61年7月24日
合併に伴い、平成17年3月28日に改めて
新市の文化財として指定されました
所在地
太田市世良田町3201-6 総持寺

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