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金山の地質
| 1.金山流紋岩類 | 金山流紋岩類は流紋岩質火砕岩類で、熔結凝灰岩を含む火砕流堆積物から成りたっています。火砕流堆積物とは高温のマグマの砕屑物(主に火山灰や軽石)が火口から流出したもので、高温状態の砕屑粒子が熔結したものを熔結凝灰岩と呼びます。 金山の主体部は金山流紋岩類3と呼ばれる流紋岩質熔結凝灰岩で、金山各所の石切場跡などで見事な柱状節理(ちゅうじょうせつり)を見ることができます。この中で、特に観音山(坂中)北東斜面の「長石(ながいし)」は有名です。 かつては建物の基礎石や土木工事用の砕石として利用され、地元では「金山石(かなやまいし)」と呼ばれています。 *柱状節理:岩石中に発達した四角形・五角形・六角形の柱状の割れ目 |
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| 2.足尾層群 | 足尾層群はかつて秩父古生層と呼ばれましたが、その後の研究の進展により、中生代の地層とされています。金山丘陵では砂岩が多く、粘板岩・泥岩や足尾山地に分布する石灰岩・火砕岩は含んでいません。なお足尾山地に多量に分布するチャートは金山丘陵では見られず、丸山と八王子丘陵の東側と西側に断片的に分布しています。 |
| 3.強戸礫岩層 | 八王子丘陵の丘陵西端部の一部と金山丘陵の強戸町中強戸地区の南部などに分布し、礫岩を主体とし、凝灰質砂岩を伴っています。長径20cm以上の巨礫は足尾層群のチャート・粘板岩・砂岩、薮塚累層の安山岩・凝灰岩で、中小礫は足尾層群のチャート・粘板岩・砂岩、薮塚累層の安山岩・金山流紋岩・凝灰岩からなっています。 本層は薮塚累層を不整合で覆う中新世末期の地層とされています。 |
| 4.薮塚累層湯ノ入凝灰岩部層 | 八王子丘陵の稜線より南西側に広く分布し、金山丘陵では強戸町(中強戸地区)から緑町(旧古氷)にかけての丘陵を構成しています。凝灰岩・凝灰質砂岩ないし砂質凝灰岩・凝灰質泥岩ないし泥質凝灰岩・礫質凝灰岩・礫岩からなり、八王子丘陵側は淡水成、金山丘陵側は浅海成の水成堆積を示す層理が発達しています。この中で、中強戸地区からは浅海棲貝化石や石灰質の殻を持った大型有孔虫の一種で示準化石のミオジプシナが採取されています。 |
※参考 市域の地形・地質に関しては次の参考図書があります。
『太田市史 通史編 自然』平成8年 太田市発行

