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Q12なぜ大手虎口の石垣は、あの高さまで積んだのですか。
A12
これは、大手虎口の入り口部の石垣についての質問だと思われます。
発掘調査において、虎口のほぼ中央を東西に延びている通路の北側斜面西端で石階段が見つかりました。この石階段の上では曲輪の縁石が見つかったことから、その高さに北側の曲輪があったことがわかりました。そのため、縁石の下、階段の高さにあわせて石垣の高さを想定し、復元整備しました。
大手虎口の石垣以外の石垣についても、「どうしてあの高さまで積んだのか」というご質問を受けます。これは、「Q6戦国時代をイメージして作ったのですか。」や「Q10石垣は本当にこうだったのですか。作ったのではないですか。」と同じような趣旨の質問と思われます。
発掘調査の結果をもとに石垣復元を行ったわけですが、すでに崩れてしまって石垣が残っていない部分や、場所によっては石垣が残っていても一番下の段しか残っていないところもあります。この部分についても、復元ということで石垣の積み直しを行っています。
それは、調査でははっきり残っていなくとも、その周辺の状況、例えば、石垣裏込め石が確認された状況から、その高さまでは石が積まれていただろうとか、石垣がいくつか壇状になっている場合は1つ上の石垣の一番下の段までは石が積まれていただろう、などとある程度想定することができるのです。何の根拠もなく石垣を復元するということはありません。
※裏込め石…石垣と一体となって石垣にかかる土圧を軽減し、石垣に水圧がかからないように排水を良くするために、石垣の裏に入れられた小さな石。
「金山城跡の史跡環境整備」もご覧ください。

(南から)

