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馬場下通路(南斜面)
■調査期間 平成12年7月10日~平成12年9月28日
■調査場所 太田市金山町40-50
馬場下通路が東端部の石垣により「行き止まり」になるのか、あるいは石垣手前で南下の馬場下曲輪方向へ降りる「石階段」なりの施設が存在するのかを確認するために、石垣手前の南斜面にトレンチを設定して(東側トレンチ)調査を行いました。

馬場下通路南斜面・東側トレンチ調査時写真
調査の結果、石階段の痕跡は全く見られず、馬場下通路は東端部の石垣で「行き止まり」になる通路形態であったことがわかりました。
馬場下通路の東端部石垣は、岩盤上の造成土に置かれており、斜面からは石垣の「裏込め」が見つかっただけで、「石階段」は全く確認できませんでした。石垣や裏込めの下は、岩盤だけでした。
馬場下通路東端部石垣下(南斜面)調査時写真
馬場下通路南斜面(東側トレンチ)調査時写真
馬場下通路の竪堀から東端部の石垣までのほぼ中間には、突出した岩盤を利用した連絡道があります。この連絡道の南側では「出張る」状態で石列が見つかっていました。
この「出張る」石列の南斜面でも「石階段」なりの施設が存在するのかを確認するため、トレンチを設定して(西側トレンチ)調査を行いました。
調査の結果、トレンチの上位から中位にかけて、崩落した石が多く見つかりましたが、このトレンチでも石階段の痕跡は全く見られませんでした。
馬場下通路南斜面(西側トレンチ)調査時写真
馬場下通路南斜面(西側トレンチ)の崩落石
馬場下通路南斜面の西側トレンチから崩落した石が多量に見つかったことにより、この西側トレンチ上位にある「出張る」石列は、“岩盤にすり付く基壇”だった可能性が高くなりました。

馬場下通路平面実測図

