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西矢倉台通路

■調査期間 平成12年12月1日~平成13年3月9日
■調査場所 太田市金山町40-47

 物見台下堀切に架かる土橋から西側約30mまでの間の通路を復元整備するにあたり、事前に確認調査を行いました。
 調査箇所は、南斜面の調査で確認された、アゴ止め石を伴う「西矢倉台通路石垣」の上部に位置します。

西矢倉台通路調査時写真

西矢倉台通路調査時写真(東から)

西矢倉台通路平面図

西矢倉台通路平面図

 調査の結果、南斜面のアゴ止め石を伴う石垣の北側上部に、石敷きされた通路が見つかりました。

南斜面のアゴ止め石を伴う石垣と北側上部の石敷き通路

南斜面のアゴ止め石を伴う石垣と
北側上部の石敷き通路(南から)

アゴ止め石を伴う石垣と石敷き通路

アゴ止め石を伴う石垣と石敷き通路(南から)

 この石敷きされた通路は、物見台下堀切の土橋とほぼ同じ約2mの幅であることがわかりました。通路の法線は、物見台下土橋から南へ「孤を描くように」曲がりながら西へ延びていました。
 つまり、この石敷きされた通路からは、物見台下土橋が完全に「死角」になるように造られていたのです。

復元整備された西矢倉台通路

復元整備された西矢倉台通路(西から)
※通路からは正面に基壇状石積みが立ちはだかり、
物見台下土橋が完全に「死角」になります。

復元整備された西矢倉台通路(東から)

復元整備された西矢倉台通路(東から)
※物見台下土橋から通路は、
孤を描くように南にカーブします。

 石敷き通路のレベルは、東の物見台下土橋へ向かって下がっていく状況が見られ、物見台下土橋から約6m西側で、通路面に「段差」がつくこともわかりました。

西矢倉台通路で確認された通路面の「段差」

西矢倉台通路で確認された通路面の「段差」(東から)

 西矢倉台通路は、通路面が新旧2面あることもわかりました。
 アゴ止め石を伴う石垣の南下では、アゴ止め石を伴わない古い時期の石垣が存在しており、この 古い時期の石垣より約20cm上位で「古い時期の通路面」が見つかりました。

西矢倉台通路断面図

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