トップ > 組織・電話番号 > 教育委員会-文化財課 > トピックス > 金山城跡の発掘調査 > 西城筋違い土塁(北土塁)
西城筋違い土塁(北土塁)
■調査期間 平成11年12月13日~平成12年3月31日
■調査場所 太田市金山町40-25/1762-1(「モータープール」北側上段)
今回の調査箇所は西城の筋違い土塁のうち、北側(内側・実城側)に位置する土塁です。調査前、この土塁の上部には石垣の一部が露出しており、石垣の存在が予想されていました。また、土塁の外側には空堀が比較的良好な状態で残っていました。
土塁と空堀(調査前)
土塁と空堀
(調査中・空堀の表土は10~20cmで
下は岩盤でした)
石垣が露出していた調査前の土塁外側(西から)
土塁外側の石垣
(調査中・下部は残っていませんでした)
土塁外側先端付近
(石垣はほとんど残っていません・南西から)
土塁内側の石垣(南東から)
土塁内側先端部の石垣(南東から)
土塁内側先端部の石垣(北東から)
調査の結果、土塁は内外の両側に石垣が積まれており、長さ約36m、幅3~5mで、高さは、外側の堀底からは3m、内側の曲輪面からは1.5mありました。また空堀は幅4~5mありました。
発掘調査以前から見えていた土塁外側中央付近の石垣は土塁上部のみに積まれていたもので、下部には元々積まれていないことがわかりました。また外側先端付近では石垣が堀の中に崩落し、ほとんど残っていませんでした。
一方、土塁内側の石垣は、西城の曲輪造成面上に積まれており、地形に沿って、端に行くにつれて根石の置かれている高さも下がって行くことがわかりました。またこの石垣は、土塁外側の石垣に比べて良好な状態で残っていました。
この土塁の石垣で使われている石材は、実城周辺の発掘調査で確認された石垣で使われているものに比べ、小さめの石が使用されていました。

