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西矢倉台下堀切

■調査期間 平成13年7月9日~平成13年8月13日
■調査場所 太田市金山町40-45ほか

 西矢倉台下堀切は、西城から実城までの間にある堀切のうち、西から2番目の堀切で、平成12年度に発掘調査した(2)西矢倉台の西下に位置します。
 西矢倉台下堀切の北端部を東西に通る現況ハイキング道を園路整備するにあたり、西矢倉台下堀切内の現況ハイキング道下における土橋状遺構の存在の有無を確認し、西矢倉台南下の坂状の通路が堀切内を北上するかどうかもあわせて確認調査を行いました。

西矢倉台下堀切調査前現況

西矢倉台下堀切調査前現況(北から)

西矢倉台下堀切周辺平面実測図

西矢倉台下堀切周辺平面実測図(菱形がA区、L型がB区)

1. A区(北側トレンチ)

 調査の結果、西矢倉台下堀切の北端部(現況ハイキング道下)では、岩盤が確認されたのみで、土橋状遺構は存在しなかったことがわかりました。

西矢倉台下堀切A区岩盤検出状況

西矢倉台下堀切A区岩盤検出状況(北から)

西矢倉台下堀切A区土層堆積状態

西矢倉台下堀切A区土層堆積状態(北西から)

 A区内では、崩落石はほとんど見られず、自然堆積層が厚く堆積していました。  西矢倉台下堀切の確認調査により、堀切の北端部に土橋がないことから、現況ハイキング道は金山城の廃城後に造られた通路であることが明らかになりました。

西矢倉台下堀切A・B区掘り上がり状態

西矢倉台下堀切A・B区掘り上がり状態

 西矢倉台下堀切内部で造成された通路面も存在しなかったことから、西矢倉台の南下へ降りる通路は西矢倉台下堀切を北上せず、そのまま西へ進むことが明らかになりました。

2. B区(南側トレンチ)

 調査の結果、西矢倉台下堀切は現地表から約1.1m下で岩盤が確認され、堀切内が通路である痕跡は全く見られませんでした。

西矢倉台下堀切B区掘り上がり状態

西矢倉台下堀切B区掘り上がり状態(北から)

西矢倉台下堀切B区掘り上がり状態

西矢倉台下堀切B区掘り上がり状態(北東から)
西側斜面(右側)の岩盤では、
一部に突出箇所が見られました。

 堀切内には、斜面際の岩盤が崩落したと考えられる巨大な凝灰岩角レキが厚く堆積していました。

西矢倉台下堀切で確認された崩落石

西矢倉台下堀切で確認
された崩落石(北から)

西矢倉台下堀切東西セクション

西矢倉台下堀切東西セクション(北から)
 ※特に東方向(左側)からの崩落に
よる堆積が顕著に見られました。

西矢倉台下堀切東側岩盤斜面調査時写真

西矢倉台下堀切東側
岩盤斜面調査時写真

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