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物見台下堀切

■調査期間 平成11年6月14日~平成11年7月26日
■調査場所 太田市金山町40-47(馬場曲輪西端の物見台の下)

馬場曲輪西端にある物見台基壇の整備にあたり、事前にその土台となっている物見台下堀切の確認調査を行ないました。

物見台下堀切東斜面

物見台下堀切東斜面

物見台下堀切の断面図

物見台下堀切の断面図(右が東・実城側)

  調査の結果、堀切中央底面と物見台基壇根石との比高差は約7.5m、堀切底面の形状は箱掘状になっていました。また、月ノ池上(三ノ丸下)の大堀切で見られた、畝(うね)状の防御施設はここでは確認されませんでした。

物見台下堀切平面図

物見台下堀切平面図

 堀切底面では、堀切北奥側と堀切南側(土橋北側)の2ヶ所で岩盤を深く削り込んだ落ち込みが確認されました。後者は、敵に土橋以外の場所を通らせないようにするため、意図的に岩盤を深く掘削したものと想定されます。こういった工夫は、侵入してくる敵を土橋に集中させ物見台から狙いやすくするためのものと見られます。
 ここでは石積み基壇の根石が見つかりました。裏込めの状況から、根石の上には40cm程の高さの石積みがあったと想定されます。この基壇は、谷側の石積み基壇(復元済み)と対応していたものと考えられ、西から侵入する敵の見通しを悪くすると同時に、通路幅を狭めて、通りにくくしていたと考えられます。

物見台下の石積み基壇

物見台下の石積み基壇(西から)

物見台下の石積み基壇整備後

整備後(南から)

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