用語集

防災にまつわる用語集です。

用語 読み 意味






A.P えいぴー 東京湾霊島量水標零位を基準とする基本基準水面。東京湾中等潮位との関係は、-1.1344m。東京都都市計画、東京港・荒川・中川・多摩川の土木工事に用いられる。
EL いーえる 標高
P波 ぴーは 波の進行方向と同じ向きに振動し、最も早く伝わる縦波。
S波 えすは 波の進行方向と直角の向きに振動し、P波の次に速く伝わる横波。
T.P. てぃーぴー 明治6年6月10日から明治12年11月21日まで隅田川河口の霊岸島量水標で観測した結果から求めた平均潮位をTP±0と定めた。標高と同じ。
Y.P わいぴー 江戸川口堀江量水零位を基準とする基準面の略語。東京湾中等潮位との関係は、-0.8402m。利根川およびその支派川の土木工事に用いられる。
一時避難地 いちじひなんち 地震で建物が倒壊したり屋内が危険なときに一時的に避難する場所。
溢水・越水 いっすい・えっすい 川などの水があふれ出ること。堤防がないところでは「溢水(いっすい)」、堤防のあるところでは「越水(えっすい)」を使う。
雨域移動方向 ういきいどうほうこう 今後の雨の移動方向。
右岸、左岸 うがん、さがん 河川を上流から下流に向かって左側が「左岸」、右側が「右岸」。
液状化 えきじょうか 地震によって地盤が一時的に液体のようになってしまう現象。埋立地や河口など砂質の地盤で起こり、地盤の上の建物を傾かせたり沈ませたりする。
越流堤 えつりゅうてい 洪水が起きないように遊水地(一時的に洪水の水をためておく池)などに計画的に水が流れるよう、周辺の堤防より低くした堤防のこと。普段は水を止め、洪水時に水が流れる。分流堤ともいう。
沿川 えんせん 川沿い。
がけ崩れ がけくずれ 地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落ちることをいう。 がけ崩れは、突然起きるため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く死者の割合も高くなっている。
霞堤 かすみてい 急流の河川に設けられる堤防の一種。霞堤が設けられる地点では、堤防全体は不連続となり、下流側の堤防がその地点で堤内にある程度の長さのばされる。その部分を霞堤という。堤内からの平時の排水の容易と、出水のときのおだやかな氾濫などを目的として設けられる。
活断層 かつだんそう ここ200万年以内に地震を起こしたことのある断層のことで、プレートが互いに力を及ぼしあって生じるひずみのエネルギーで活動している。
川表、川裏 かわおもて、かわうら 堤防の川側が「川表」、住宅や町などがある側が「川裏」。
冠水 かんすい 田畑や作物などが水をかぶること。
既往最高水位 きおうさいこうすいい 過去に観測された最高水位。
既往最大流量 きおうさいだいりゅうりょう 過去に観測された最大の流量。
危険水位 きけんすいい 洪水により相当の家屋浸水等の被害を生じる氾濫の起こる恐れのある水位。
危険水位換算水位 きけんすいいかんさんすいい ある地点の危険水位を洪水予報観測所の水位に計算等により換算した水位。
強雨域 きょうういき (ここでは)1時間に30mm以上の大雨が降ると予想される(降った)地域。
群発地震 ぐんぱつじしん 前震・本震・余震の区別が無く、だらだらと同じ地域で数日〜数年間地震が続くような地震を群発地震という。群発地震は火山帯に多く発生する。
警戒解除地域 けいかいかいじょちいき (土砂災害に対する)警戒の必要性が低下した地域。
警戒基準 けいかいきじゅん 土砂災害に関する避難準備情報の基準。
警戒区域指定 けいかいくいきしてい 災害が発生、又はまさに発生しようとしている場合において、人命に対する危険を防止するために特に必要があると認めるときは、市町村長は、警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域への立入りを制限し、若しくは禁止し退去を命ずることができる。
警戒水位 けいかいすいい 出水時に災害が起こるおそれがある水位。水防法の「水防警報対象河川」の主要な水位観測所に定められている水位。同法で定める各水防管理団体が、水害の発生に備えて出動し、又は出動の準備に入る水位。
警戒対象地域 けいかいたいしょうちいき (土砂災害に対する)警戒の必要性が高まった地域。
計画高水位 けいかくこうすいい 堤防などを作る際に洪水に耐えられる水位として指定する最高の水位。 指定河川では、洪水警報の基準となっていることが多い。
計画高水流量 けいかくこうすいりゅうりょう 河川整備の目標としている洪水の水量。
決壊 けっかい 堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出すこと。
欠壊 けっかい 堤防が激しい川の流れや波浪などで削り取られたり、雨の浸透により堤防の一部が崩れること。
広域避難地 こういきひなんち 地震などで被災したり、帰宅が困難になった人の安全を確保する場所。
洪水 こうずい 河川の水位や流量が異常に増大することにより、平常の河道から河川敷内に水があふれること、および、破堤または堤防からの溢水が起こり河川敷の外側に水が溢れること。
洪水期制限水位 こうずいきせいげんすいい 夏場、大きな洪水が発生するため平常時貯められることとした水位を下げて、その容量を大きくとるために、常時満水位よりも水位を低下させる場合の水位(梅雨入り頃、水位を低下させる)。
高水敷 こうすいしき 低水路より一段高く、洪水の時には川の水が流れる所。グランドや公園など、さまざまな形で利用される。
洪水調節 こうずいちょうせつ 洪水時にダムに水を貯めて、ダムへの流入量より少ない流量を下流へ放流すること。
洪水予報 こうずいよほう 大雨などにより災害が発生する恐れがある場合に出される。気象庁が発表する洪水予報と国土交通省と気象庁が共同で発表する洪水予報がある。国土交通省は二つ以上の都府県にわたる河川、または流域面積の大きい河川で大きな損害が生ずるおそれがあるとして指定している。
洪水予報河川 こうずいよほうかせん 二つ以上の都府県にわたる河川、そのほか流域面積が大きい河川で洪水により 国民経済上重大な損害が生じるおそれのあるものとして指定した河川のこと。
洪水量 こうずいりょう ダムが洪水調節を開始する流入量のめやす。
サーチャージ水位 さーちゃーじすいい 通常、洪水調節に使用する最高の水位。
災害救助法 さいがいきゅうじょほう この法律は、災害に際して、国が地方公共団体、日本赤十字社その他の団体及び国民の協力の下に、応急的に、必要な救助を行い、災害にかかつた者の保護と社会の秩序の保全を図ることを目的とする。
災害対策基本法 さいがいたいさくきほんほう この法律は、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、防災に関し、国、地方公共団体及びその他の公共機関を通じて必要な体制を確立し、責任の所在を明確にするとともに、防災計画の作成、災害予防、災害応急対策、災害復旧及び防災に関する財政金融措置その他必要な災害対策の基本を定めることにより、総合的かつ計画的な防災行政の整備及び推進を図り、もつて社会の秩序の維持と公共の福祉の確保に資することを目的とする。
災害対策本部 さいがいたいさくほんぶ 都道府県又は市町村の地域について災害か発生し、又は災害が発生するおそれがある場合において、防災の推進を図るため必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長は、都道府県地域防災計画又は市町村地域防災計画の定めるところにより、災害対策本部を設置することができる。
砂防堰堤 さぼうえんてい 土砂が上流から流れ出さないように作られる施設。砂防ダムとも言われる。
時間雨量
○○mm
じかんうりょう 正時と正時の間(例:9時〜10時)の1時間の雨量。「10時の時間雨量」は、9時〜10時の時間雨量であることを示す。
地震波 じしんは 地震が発生すると、そのエネルギーは、波の一種である地震波となって地中から地表に伝わる。
地すべり じすべり 一般的に、山地の緩斜面を構成している土砂や岩石が、極めて緩慢に移動するする現象で、降雨、融雪による地下水の急激な増加が誘因となって発生することが多い。 移動土塊量が大きいため、甚大な被害を及ぼし、一旦動き出すと完全に停止させることは非常に困難。斜面の造成工事を行っている場合にもバランスを崩して移動し地すべりを起こすこともある。
指定区間 していくかん 1級河川のうち都道府県が管理する区間。
指定水位 していすいい 水防法の「水防警報対象河川」の主要な水位観測所に定められている水位。同法で定める各水防管理団体が、水防活動に入る準備を行うための水位のこと。
地鳴り じなり 地震の振動が音として聞こえる現象を地鳴りといいます。地鳴りは震源が浅い場合に起こることがある。
出水 しゅっすい 大雨や融雪などにより川の水量が増大すること。
常時満水位 じょうじまんすいい 平常時にダムに貯められる最高の水位(下流で使われる上水道用水、工業用水等のための容量の最高水位で、平常時に水を貯められる最高水位)。
震源 しんげん 岩盤の破壊が最初に起こり、地震のきっかけとなった場所を震源という。震源は、あくまでも断層のずれが生じるきっかけとなった場所であり、震源に最も近い場所がもっとも揺れの激しい場所というわけではない。
浸水 しんすい もの(住宅等)が水にひたったり、水が入りこむこと。床下浸水、低地の浸水など。
浸水想定区域図 しんすいそうていくいきず 洪水予報指定河川において計画で想定している洪水が発生したときに、被害が想定される沿線地域を対象として、万が一破堤した場合の浸水想定区域およびその水深を示したもの。
震度 しんど ある地点での、地震による揺れの度合いを大きさで分類したものである。地震の規模を示すマグニチュードとは異なる。日本では、揺れの度合いを10階級(0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)に分けた「気象庁震度階級」というものが使われている。
水位 すいい 川の水面の高さ。多くは川底からの高さで表現される。北海道などでは東京湾平均水位(T.P.)を基準に表示されることもある。
水位情報周知河川 すいいじょうほうしゅうちかせん 洪水予報河川以外の河川のうち、洪水により国民経済上重大または相当な損害を生じる恐れがある河川で、特別警戒水位を定めて、この水位に到達した旨の情報を出す河川。
水防警報 すいぼうけいほう 水防警報は、国土交通省または都道府県から水防管理団体の水防活動に対して、待機、準備、出動などの指針を与えることを目的して発令されるもので関係機関に通知される。水防警報は、河川ごとにあらかじめ決めておいた水位観測所(水防警報対象水位観測所)の水位に対して、指定水位、警戒水位、危険水位など水防活動の目安となる水位を決めておき、川の水かさが、その水位あるいは水位近くまで上昇すると発令される。このような水防警報が出される河川(国土交通省大臣指定)は、全国で318河川ある。
洗掘 せんくつ 激しい川の流れや波浪などにより、堤防の土が削り取られること。
先行降雨 せんこうこうう 山崩れ、がけ崩れにおいては数日前からの降水が原因となることがある。ある時刻に影響を与える過去の降水量をいう。時間的に厳密な定義はないが1日より前を対象にすることが多い。前日までに降った大雨によって土が湿っているときなどに「先行降雨の影響で山崩れやがけ崩れの発生のおそれが高くなっている」などと表現する。
前震 ぜんしん 大きな地震(本震)より先に起こる小さな地震のことを前震という。前震は数日前から本震直前の間に発生することがあるが、前震が発生する地震の割合はわずか数%である。
増水 ぞうすい 平常の水位よりも水かさが増すこと。
ただし書き操作 ただしがきそうさ 計画規模を超える洪水時の操作(ダムの操作規則において通常、「ただし、気象、水象その他の状況により特に必要と認める場合」として規定されているため一 般に「ただし書き操作」と呼ばれる)。
断層 だんそう 地震によってできる地面の岩盤のずれ。ずれが主に上下の方向に生じている断層を縦ずれ断層、水平方向に生じている断層を横ずれ断層と分類する。
中央防災会議 ちゅうおうぼうさいかいぎ 内閣総理大臣を会長とし、防災担当大臣をはじめとする全閣僚、指定公共機関の長、学識経験者からなる会議。
直轄区間 ちょっかつくかん 1級河川のうち国が管理する区間。
堤内地、堤外地 ていないち、ていがいち 堤防によって洪水氾濫から守られている住居や農地のある側を堤内地,堤防に挟まれて水が流れている側を堤外地と呼ぶ。昔、日本の低平地では、輪中堤によって洪水という外敵から守られているという感覚があり、自分の住んでいるところを堤防の内側と考えていたといわれている。
鉄砲水 てっぽうみず 短時間の強い雨などにより谷川の水位が急上昇し水流が堰を切ったように押し出すこと。土石流や都市河川の急激な増水をいうこともある。
天端 てんば 堤防の一番高い面。天端は道路として利用されている所もある。
特別警戒水位 とくべつけいかいすいい 警戒水位を超える水位で、避難判断の参考のひとつとなる水位。
土砂災害 どしゃさいがい 大雨や地震が誘因となって、崖が崩れだし土砂や石の混ざった水が谷や川から流出することで人命・財産の損害をもたらす現象を示す。土砂災害の発生原因となる自然現象には土石流・がけ崩れ、地すべりなどがある。
土砂災害危険箇所 どしゃさいがいきけんかしょ 土砂災害の発生のおそれがある危険な箇所。
土砂災害警戒情報 どしゃさいがいけいかいじょうほう 大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時、市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報。
土砂災害発生危険基準 どしゃさいがいはっせいきけんきじゅん 土砂災害に関する避難指示の基準。
土壌雨量指数 どじょううりょうしすう 土砂災害発生の危険性を示す指標で、降った雨が土壌中に貯まっている状態を示す指数。
土石流 どせきりゅう 山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいう。 その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20〜40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまう。
法・法面 のり・のりめん 堤防などの斜面。
法肩 のりかた 堤防の斜面の上端。
法先、法尻 のりさき、のりじり 堤防の斜面の最下端。
派川 はせん ある川から分かれて流れる河川。派川には放水路など人工的に分岐させたものもある。
破堤 はてい 堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出すこと。
氾濫 はんらん 河川の水がいっぱいになってあふれ出ること。
避難勧告 ひなんかんこく 災害が発生、又は発生するおそれがある場合において、人命を災害から保護し災害の拡大を防止するため特に必要があると認めるときは、市町村長は地域の居住者、滞在者に対し、避難のための立退きを勧告し、及び急を要すると認めるときには立退きを指示することができる。
避難基準 ひなんきじゅん 土砂災害に関する避難勧告の基準。
避難指示 ひなんしじ 被害の危険が切迫したときに発せられる情報。
避難準備情報 ひなんじゅんびじょうほう 避難勧告や避難指示を行うことが予想されるため、避難のための準備を呼びかける情報。
避難所 ひなんじょ 建物や避難敷地がある場所。
樋門・樋管 ひもん・ひかん 川から取水したり川へ排水するために、堤防を横切って埋設して作られた水路。
表層崩壊 ひょうそうほうかい 斜面の表層を形成する土砂が急激にすべり落ちる現象で、山崩れはこの現象であることが多い。
防災基本計画 ぼうさいきほんけいかく 中央防災会議が作成する防災に関する基本的な計画をいう。
本震 ほんしん 前震や余震に対して、一連の地震の中で最大規模の地震のことを本震という。
マグニチュード まぐにちゅーど 地震の規模を示す値。1935年にアメリカの地震学者リヒターが考案した。
水当たり みずあたり 洪水時に川がカーブしているところなどで川の水が堤防や岸に強く当たること。
山崩れ やまくずれ 山地の斜面の土砂や岩石が急激に移動する現象で、大雨や融雪が原因となる場合が多い。地震が原因となることもある。
山津波 やまつなみ 土石流のうち規模の大きいもの。
有感地震 ゆうかんじしん 人間のからだに感じる地震を有感地震という。日本では平均して年に1000回程度の有感地震がある。
融雪洪水 ゆうせつこうずい 流域内の積雪が、大量に解けて引き起こされる洪水。4〜5月頃に大雨や気温の急上昇などとともに起こることが多い。
余震 よしん 本震の後に起こる多数の小さな地震を余震という。余震は震源の浅い地震ほど起こりやすく、余震の規模は本震のマグニチュードを1ほど下回ったものとなるのが普通である。
余裕高 よゆうだか 計画高水位に達した水が波うったり、流木などが流れてきても安全なように堤防の高さに持たせた余裕。
漏水 ろうすい 河川の水位が上がることにより、その水圧で堤防や地盤の中に水みちができて川の水が漏れること。
○割勾配 ○わりこうばい 斜面の傾斜角度。斜面が水平角となす角の正接で表し、普通垂直1.0に対する水平1.0の場合を1割勾配という。