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第2回下水道講座 (1)下水道事業の歴史って知ってる?

4 質の高い教育をみんなに6 安全な水とトイレを世界中に11 住み続けられるまちづくりを14 海の豊かさを守ろう
ページID:0001224 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

世界の下水道の歴史

 世界で最古の下水道は、今から約4000年前(紀元前2000年頃)に古代インドやメソポタミアで作られたと言われています。

 中世ヨーロッパでは、人々はし尿を農業用肥料として活用するようになり、農業の発展に繋がりました。その一方で、都市人口が増加するにつれ、汚物が道路上や溝に捨てられるようになったため、都市部の衛生環境は悪化し、ヨーロッパ全土でペスト(黒死病)と呼ばれる伝染病が大流行しました。

 またイギリスでは、19世紀の産業革命以後、工業化が進んだことによる工場排水と家庭からの汚水により町は汚れ、コレラなどの病気が流行して多くの人々が亡くなりました。このことから、下水道の必要性が重視され、イギリスの首都ロンドンで下水道工事が始まり、ヨーロッパ各地やアメリカでも下水道がつくられるようになりました。

 現在のように微生物を利用して汚れた水をきれいにする仕組みが開発されたのは、比較的最近である1914年(大正3年)のことです。

日本の下水道の歴史

 日本で最初の下水道は、弥生時代(約2200年前)の大きな集落にあったとされます。

 日本の下水道を本格的に整備するようになったきっかけは、第二次世界大戦後に産業が急速に発達し、都市への人口集中が進んだ事によります。

 1955年(昭和30年)頃から、工場の排水や人口増による生活雑排水の増加によって、河川の水質汚染が進みました。そこで、1958年(昭和33年)に現行の下水道法を制定し、公害や水質汚染を防止する為の下水道整備事業が全国的に広がり、今日の下水道のインフラ環境が整うことになりました。

日本の下水道の歴史の画像

太田市の下水道事業の歴史

 太田市では、1966年(昭和41年)より、公共下水道事業をはじめとして下水道施設等の整備を進めていき、その地域環境に応じて4種類の下水道事業に取り組んでいくことになりました。

 現状、太田市の下水道事業は事業開始より約50年が経過しており、古くなった施設や設備の更新が必要となる時期に入り、その工事のために莫大な費用がかかります。

 しかし、下水道は市民の皆さんの快適で衛生的な生活を守り、水環境の保全においても欠かせない施設であるため安定的にサービスを提供する必要があります。

太田市の下水道事業の歴史の画像

参考:「下水道の歴史」(国土交通省)

下水道の歴史<外部リンク>