本文
体位管理
仰臥位(ぎょうがい)
- 背中を下にした水平な体位
- 全身の筋肉などに無理な緊張を与えない自然な姿勢
- 心肺蘇生法を行うのに適している
膝屈曲位(ひざくっきょくい)
- 仰臥位で膝を立てた体位
- 腹部の緊張と痛みを和らげる姿勢
- 腹部に外傷を受けた場合や腹痛を訴えた場合に適している
腹臥位(ふくがい)
- 腹ばいで、顔を横に向けた体位
- 食べた物を吐いているときや、背中にけがをしているときに適している
回復体位〔側臥位(そくがい)〕
- 傷病者を横向きに寝かせ、下あごを前に出して気道を確保し、上側の手の甲に傷病者の顔を乗せる
さらに上側の膝を約90度曲げ後ろに倒れないようにする - 窒息防止に有効で、反応(意識)のない傷病者に適している
半座位(はんざい)
- 上体を軽く起こした体位
- 胸や呼吸の苦しい傷病者に適している
- 頭にけがをしている場合や脳血管障害の場合に適している
座位(ざい)
- 座った状態でいる体位
- 胸や呼吸の苦しさを訴えている傷病者に適している
ショック体位(足側高位)
- 仰臥位で足側を高くした体位
- 貧血や出血性ショックの傷病者に適している
- 頭にけがをしている場合には適していない(仰臥位にする)