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平成30年 新春懇談会

明けましておめでとうございます。
本日は大勢の皆様にお集まりいただきまして、新年のご挨拶が出来ることを大変嬉しく思っております。

                       2018.1.4    2018.1.4

子どもたちが独立心を持って羽ばたく時代

開式にあたり、堀優衣さんに歌ってもらいました。彼女が通うGKA(ぐんま国際アカデミー)には自由な校風があり、彼女は、小学校5年生くらいから運動会の壇上で演歌を歌うようになりました。私は、昨年のテレビ東京で放映されたカラオケバトルで優勝した彼女を見て嬉しかったですし、本当にすごいと思いました。GKAでは英検1級に合格する子どもが何人も出てすごいことですが、それよりもずっと嬉しい話でありました。
GKAには、他にもこういう子どもたちがいっぱいいます。イスラエルに行って数学のコンペティションに出場したとか、あるいは「トビタテ!留学JAPAN」という、意欲と能力ある日本の若者が世界に出て、自分で目標を作って、その目標に飛び込んでいくという官民協働のプログラムがありまして、群馬県では10人程度参加しましたが、そのうち9人がGKAの子どもたちでした。海外で平気で自分の主張をするような子どもたちがいる学校が出来ました。堀優衣さんもその中の一人で、本当にすごいと思います。
子どもたちには、例えばコンピューターで株式会社を設立し独立するとか、どんどんやらせてみればいいと思います。東大へ行って、1+1=2ばかりやっていても大して面白くないわけで、学生時代から株式会社を設立し独立して羽ばたいていく、今はそういう時代を迎えているような感じがしています。なぜかといいますと、現代が高齢化社会になってしまったからだと思うのです。若者たちが日本を支え高齢者を支えていかなければならない時代にあって、1+1=2ばかりやっていてもどうしようもない、そういうことばかりではなくて、自分たちが独立心を持ってこれから何をすべきか考えるという時代を迎えていると思います。

発想の転換で、働く幅を広げる

今朝の新聞に、前橋市が市民ボランティアで地域の交通を支える、という記事がありました。太田市も同じようなことをやっておりますが、我々みんなで地域を支えていこうという社会を迎えているわけです。幸いにして太田市は人口が増えていまして、現在、約22万4千人です。昨年より千人以上増えています。一方で、一般的な65歳以上という高齢化率は22.7%に達しています。
ここでひとつ発想を変えて物事を考えればいいのではないかと思います。私はもう76歳になりましたけれども現役であります。働ける幅をどんどん広げていく発想になれば、私たちの世の中は悲観的になることはないと思うのです。65歳になったら高齢者、15歳までが子どもと決めつけずに、それぞれ幅を広げて、次の世代へバトンタッチする時に幅がこんなに広くなった、と私たちが定義付けていくのです。日本は少子化社会で、「人口減対策」なんて言っている人たちがいますが、そのようなことは神様しかできないのだから、我々は働く幅を広げて少子化社会に向き合う必要があることに気付かなければいけないと思うのです。
そこで、今までの発想を変えて太田市の人口を捉えてみますと、22%を超える高齢化率ですが、75歳以上を高齢者とすると、わずか10.8%になるのです。このことは、まだ我々が頑張って元気で仕事ができる環境にあるということなのです。ちょっと物事の考え方を変えるだけで、私たちに希望がやってくるのです。

           2018.1.4  2018.1.4

高齢者が活躍する「太田市こどもプラッツ」

高齢化社会というのは75歳以上として、75歳までの人たちはなんらかの形で働く社会、そのヒントを得て、私が取り組んだ施策が「太田市こどもプラッツ」という事業です。「太田市こどもプラッツ」とは学童クラブです。一般的な学童クラブは訓練された人たちがいますけれども、「太田市こどもプラッツ」では80歳くらいまでの人たちが、子どもたちと一緒に遊んでくれているのです。学校の空き教室等に子どもたちを集めて一緒に遊んでくれる、若い人たちばかりでなくて、年齢が上の人たちも社会で貢献できる、これが「太田市こどもプラッツ」です。現在、若い人たちはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんが中心になって、千人以上の子どもたちを守って、安全安心なまちを作っているのです。これは本当にすごいことだと思います。国からの補助金を当てにせず、自力でやっていこう、わずか自給800円ですが、我々が子どもたちの面倒を見ていくという気持ちがまちを支えているのです。子どもたちは放課後も「太田市こどもプラッツ」に残って、そこで高齢者が頑張って子どもたちを守っているからこそ、お母さんもお父さんも働くことができて、太田市の働く人たちの人口は増加する、そして太田市への流入人口も増加するのです。 

子どもから高齢者まで、すべての年齢層の活躍で発展する太田

高齢者は自動車運転免許証を返還してくださいと言われますが、私は運転免許証を返還しない。90歳くらいまでは運転すると言っています。高齢者が運転免許証を返還するようになってしまえば、高齢化社会で自動車は売れなくなってしまいます。何歳になったら運転免許証を返還するというのではなく、何歳になっても出来るだけ長く実社会で活躍していくことが大切であると思っています。つい最近も、高速道路を逆走した若者がいました。でもそのことを知っている人たちはこの中でもあまりいないと思います。なぜなら、ニュースで取り上げられないからです。高速道路を逆走したのが高齢者でなければニュースにならないのです。高齢者だったら新聞の一面に大きく掲載されるのです。でも40代では新聞の隅に小さくしか掲載されない。ですが、死亡事故の加害者は若者のほうが断然多いのです。そこで高齢者は交通事故を起こさないようにして、社会で活躍する期間をどんどん伸ばしていく。活躍する期間を伸ばすことが出来れば、社会は明るくいつまでも豊かでいられると思うのです。高齢化社会を65歳以上と考えないで我々が努力することが、さらに太田市を支えているのです。太田市への流入人口が増加しても、子どもたちはお年寄りが面倒を見るから、親は安心して職場に行って働ける。この環境が、製造品出荷額等が2兆8千億を超えて全国12位になった太田市の工業力の源です。そして、この工業力を高齢者も支えているのです。「太田市こどもプラッツ」がその一例です。このように、高齢者も働く若い世代も社会を支える、子どもたちも独立心を持って行動範囲を広げていく、全ての人たちが活躍する社会が出来れば、日本はそんなに悲観するようなことはないと思います。地方都市の一市長がこんなことを言ってもほとんど役立たないかもしれません。それでも私たちはまちを守るために、それぞれがしっかりとした考え方を持って行動していく必要があります。太田市はこれからまだまだ成長していきます。私たちが心も魂も身体も成長することによって、まちもまた成長してくのです。そういった太田市、今年はそういう元年にしたいと思います。今日は本当に大勢の方がお集まりくださいましてありがとうございました。 

                     2018.1.4

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