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良い景観をつくるためには・・・

11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0003821 更新日:2022年12月6日更新 印刷ページ表示

 心温まる風景(景観)は、地域風土や人の営みから生み出され、長い年月をかけて育まれるものです。
 うるおいや安らぎのある情景、懐かしさや温もりが感じられるまちづくりは、多くの時間をかけて育て、次世代に残すべき文化を築くことであるといえます。
 それぞれの地域らしさを発見し、その地域に調和したまちづくりが今、求められています。
 先人が築き、育んできたすぐれた遺産や原風景を引き継ぎ、次世代を担う子供たちの情操を育み、季節の移ろいを感じさせる豊な自然を後世に残す責任を果たす上で、景観は重要な役割を担っています。

1.誰かがしてくれる・・・ではまち(景観)は良くなりません

 みなさんの家は地域と無関係ではありません。
 まちなみの一部となり、自然や他の構造物と一緒に景観を形成しています。

2.自分の家からでも始められます

今からできることの例 新しくつくるときの例
  • 花や木を植え緑豊にする
  • 門や塀にひと工夫し、道行く人を楽しませる
  • 除草をまめに行い、見た目をすっきりさせる
  • 自分の家がどこからどう見えるかを意識する
  • まわりとの調和やつながりを考える
  • 立地条件と見え方に配慮する
  • 既存樹木を生かした配置計画
  • ゆとりを与える空間を工夫する

3.あなたの地域はどうですか?

好ましい景観の例 好ましくない景観の例
  • 自然と人の営みが調和した風景
  • 心地よい印象を与える景色(共感のもてる景色)
  • 歴史的な建造物群
  • 緑豊な風景
  • うるおいを感じられる風景
  • 不揃いな看板の乱立
  • 目障りな電線類
  • バラバラな街並み
  • 地域の風景に合わない建物
  • 山の稜線を乱す建造物

 景観は地域共有の資産であり、共に守り育てていく財産です。
 自分の住んでいるまちを思い浮かべ、実際に見てみて、どのような印象を持ちましたか?
 経済性や効率性、機能性が重視されてきた結果、地域の個性、地域の一体感が希薄になり、日本全国どこに行っても同じような印象の地域が造られてきました。
 「都市には都市」の「農村には農村」の「山里には山里」の良いところがあります。それぞれ個性があり、その地域での知恵が息づいて好ましい景観が形成されてきているのです。

4.地域の風景(景観)をみんなで考えて見ませんか?

 地域の景観をより良くしていくためには、地域の個性をはっきりさせ、地域のみなさんがそれを理解し、それを活かしていくことが大切です。
 地域に必要なもの、不必要なものを明確にし、人の営みの歴史や風土を大切にしましょう。
 地域の中で、好きな景観・嫌いな景観などの状況を知り、地域の集まりなどで情報交換し、嫌いな人の多い景観をできるだけなくしていって、好きな人の多い景観がより映えるよう植栽したり清掃したりすることによって、より良い景観のある地域をつくることが可能になります。
 このような交流や協働によって、より住みやすい、さらに魅力的な地域になっていくことでしょう。