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(尾島地域) 青蓮寺~岩松尚純萩公園~明王院
青蓮寺
仁王門に力量感あふれる金剛力士像が安置されている青蓮寺は、源義国が創建した寺と言われています。室町時代後期には、金山城主だった岩松尚純が嫡子である昌純にその職をゆずり、この青蓮寺に閑居して連歌の道にはげみました。なお、青蓮寺の「紙本墨画 岩松尚純像」は県指定文化財に、「間引き絵馬」は市の重要有形民俗文化財に指定されています。
岩松尚純萩公園
青蓮寺から東へすぐ近く、この岩松尚純萩公園が位置しています。園内には金山城主であり連歌を愛した岩松尚純と、その妻である秋吟尼(しゅうぎんに)の墓があります。この墓所は市の史跡に指定されています。
明王院(国指定史跡 新田荘遺跡)
市の南部に位置する明王院は、『新田触不動(にったふれふどう)』としても知られています。新田義貞が鎌倉攻めの際、不動明王が山伏に化身して越後一帯の新田氏一族に、義貞挙兵の報を一夜のうちに触れて歩いたと伝えられていることから『新田触不動』と呼ばれるようになりました。
また、境内にある「千体不動塔」は高さ6mにも達するピラミッド型の石造供養塔で、合計千体の不動明王像が陽刻されています。この千体不動塔とともに、「石仏(薬師如来)」はいずれも市の指定文化財となっています。