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平成19年度第1回委員会 委員コメント
川田 篤 氏
- 公共工事の入札における理想は、透明性・客観性・競争性を高め、不正を排除することにあろう。
- 入札制度自体の仕組みも、これらの理想実現に向けて工夫が折り込まれているにしても万全の制度とは言えないと考える。
- 事前・事後のチェック体制の一層の充実が望まれるところと思う。そのために、入札結果等の情報を出来る限り公開することが必要であろう。
- 本市では、条件付一般競争入札、指名競争入札について、その結果等を市のホームページに掲載しているとのことであるから、市民の多くの方が閲覧されてはいかがかと考える。
中原 國隆 氏
- 入札制度の変更や行政としての発注合議のしくみ改革等の新制度が発足して1年、財政面での成果と共に透明性の面でも改善が計られたと思います。
- この制度が形として定着し、現実に即したより適切なものへと進化させてゆくため、落札率大小や入札値の分散の特異な案件については、適宜サンプリングし、プロセス面、積算技術面、両面から再検討を重ね、判断基準を高めていくことが大切だと思います。
穂積 照雄 氏
- 高額な工事入札の中には、一部不自然な入札が見受けられました。
- 中小企業者の人達が参加する入札については、真剣に参加している姿が見受けられました。
- 公共事業には、尊い市民の税金が投入されますので、有効に活用してほしい。
池田 光男 氏
- 太田市内業者に対する配慮とグローバルの競争を勝ち抜ける業者の育成のシステムをどの様に考え、市がどの様な対応するか、を考えさせられました。
坂本 正堂 氏
- 3%ほどの例外を除き、全て競争入札に移行した事は、評価できると思います。
- しかし、談合等不正の危険性を根絶するには更に工夫が必要と思われます。
- 経済的競争原理、地域優先、公平性、透明性等、相互に矛盾した要素を如何に納得性のあるものにするか難しい問題です。私的意見としては、まずは不正のできない透明性の高い手法を優先すべきではないかと思います。
高橋 嘉一郎 氏
- ルールある競争社会の実現に向け、透明性・公平性・競争性を考えれば一般競争入札が好ましい。太田市の場合もかなり一般競争入札の比率が高くなってきたと感じる。
- 大規模工事において、落札率の高いものが見受けられるが、談合廃絶のためにも大規模工事に限っては、市外業者も加えて入札を行うべきだ。
- 最低制限価格未満での入札は失格となるが、施工可能が見受けられた場合には、調査をした上で有効とすべきと考える。