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太田市シニアeスポーツ推進事業

3 すべての人に健康と福祉を11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0023988 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

シニアeスポーツで楽しく健康増進

近年注目されるシニアeスポーツ

シニアeスポーツとは

まず、「eスポーツ」とは「電子スポーツ」を意味し、主にゲーム機やパソコンなどを使用し2人以上の人で競う対人競技のことです。ここで言う「スポーツ」とは「競技」という意味で、体を動かす運動という意味ではありませんが、主に脳を使って対戦をすることから脳のスポーツとも言われます。

テレビゲームは以前から存在するものですが、家庭用インターネットの普及・性能が向上したことに伴い、自宅にいながら気軽に世界中の人と対戦できるeスポーツが若者を中心に爆発的に人気となっていますが、その中でも、シニア世代が取り組むものについて、特に「シニアeスポーツ」と言います。

なぜシニアeスポーツが注目されるのか

シニア世代を取り巻く環境

シニア世代は定年退職や加齢により社会的交流が減っていく傾向になります。また、それだけでなく近年は感染症の拡大により外出を控え自宅で過ごす時間が大きく増えたことが重なり、外出の機会や社会的交流が大幅に減ったため、日常生活に刺激が少なくなり認知性リスクが高まっている状況にあると言われています。実際に、本市でも地域包括支援センターの介護に関する相談受付件数がコロナ前と比較し急激に増加しており、シニア世代の社会活動参加促進が重要な課題となっております。

しかし、これまでシニア同士の重要な交流の場であった老人クラブの加入率低下が続いています。これは60〜79歳の男女の約7割が「自分を高齢者だと思っていない」と感じているようで、定年退職前は仕事でパソコンなどの電子機器を日常的に使い、携帯電話も使いこなしていた世代では「輪投げ」や「ゲートボール」「囲碁将棋」などの老人向け活動に関心を持つ人が少なくなってきています。

その代わり、本市においても「タブレット講座」や「SNS講座」などの講座が人気になり、まちなかのパソコンスクールがシニア世代の憩いの場となっている例もあるなど、シニア同士の新たなコミュニケーションの場としてデジタル分野のニーズが高まっています。

そこで全国的に取り組みが始まっているのがシニアeスポーツです。

デジタルニーズを捉えているだけでなく、シニア層を老人扱いせず若者と同じ遊びに取り組むことで“時代の流れに乗っている”と感じることができる面も、人気の要因ではないでしょうか。

体を動かすスポーツでないからこそ世代間交流が可能

eスポーツは運動のスポーツでないからこそ、足腰が悪かったり身体に障害があるなどの事情があったとしても、気軽に始めることができます。レースゲームや音楽ゲーム、パズルゲームなどは操作が非常に簡単で単純であるため、始めてみるには非常にハードルが低いジャンルとなっています。

また、シニア同士だけでなく子どもや孫世代と一緒に楽しむことができ、世代間交流をすることができます。

以前本市が開催したシニアeスポーツ講座の参加者からも、「帰ったら孫とやってみたい」「孫のゲーム音がうるさくて怒ってばかりだったけど、一緒にできるようになったと思うと楽しみ」「地域の仲間とやってみたい」など、非常に前向きな感想をいただくことができました。

全国的には80代や90代のゲーム系Youtuberが誕生し、そのインパクトから若い世代に注目され配信中に応援コメントをたくさんもらうなど、新たな交流の場としてゲームが活用されている例もあります。

認知症予防効果が期待されている

eスポーツに取り組むことで、ゲーム内のキャラクターや乗り物の操作だけでなく、相手の動きを予測しそれに臨機応変に対応する必要があることから、自然と脳を使うため脳トレとしての側面もあり、脳の活性化や認知機能を向上させることができると期待されています。

また、ゲームであることから楽しく取り組むことができ、対戦相手との練習や対戦の場を作ることでシニア層の新たな交流の場となり、社会とのつながりを創出することができ、孤立予防やいきがい推進につながると言われています。

ジャンルの幅が広い

eスポーツの種目は一つではありません。

自動車が好きな人はレースゲームがありますし、昔野球やサッカーをやっていたが今はできない…という人も野球ゲームやサッカーゲームもあります。また、囲碁や将棋、麻雀のゲームもあるので相手がいなくてもコンピューター相手だったりオンラインで全国の人と対戦ができます。音楽、ダンス…とジャンルはきりがないほどです。

例えばレースゲームであれば車高や車重、エンジンやギヤ、タイヤの種類等を細かく調整でき、見た目を好きなデザインに塗り替えることもできます。これを実車でやろうと思えば膨大な金額がかかってしまいますが、ゲーム内であれば満足行くまで好きなだけいじることができ、全開で走っても事故で怪我をすることもありません。

様々な趣味を持った人が自分の好きなジャンルで取り組むことができるのも、大きな魅力となっています。

ゲームは身体に悪いのではないか

当然ですが、自宅にこもってゲームだけやっていれば健康的ではないでしょう。

例えば本だけ読み続けていれば知識は豊富になりますが身体は弱り、目や腰が悪くなるかもしれません。ウォーキングが健康に良いといって毎日長時間歩き続けていると痩せて代謝は上がりますが膝を悪くするかもしれません。

何でもそうですが、ほどほどに他の活動とバランス良く取り組むことが大切です。

日々のウォーキングや体操、外出などの身体を動かす習慣は続けていただき、今までボーッとしていた時間の一部をゲームの時間に変えてみたり、時間が空いたときや天気の悪い日に取り組んでみるのが良いでしょう。

太田市シニアeスポーツ推進事業

本市ではシニア層にeスポーツに触れるきっかけを提供する場として、シニアeスポーツ講座や各種イベントを開催します。

シニアeスポーツ出前講座

eスポーツって何?とりあえずやってみたい。という団体向けに、シニアeスポーツ出前講座を開催します。

  1. 対象   市内在住60歳以上の人の団体やサークル、または市内在住60歳以上の人を対象に活動する団体や組織
  2. 内容   ゲーム機と講師(委託業者)をセットで派遣し、体験会やミニ対戦会を開催します。また、同時にシニアeスポーツに関する講演(15分程度)も可能です。
  3. 種目   音楽ゲーム、レースゲーム、パズルゲームなどから選択できます。
  4. 費用   無料
  5. 申請方法 出前講座を希望する日の1ヶ月前までに、長寿あんしん課に電話で申し込んでください。
  6. 受付枠  年間24回 ※各月の受付枠は基本的に2回となります。
  7. 注意事項
    1. 開催場所の確保や予約、参加者の募集は依頼者がおこなってください。また、施設利用料が発生する場合は依頼者が負担してください。
    2. 参加者は10人〜30人程度を目安とし、それ以外の場合はご相談ください。
    3. 電子機器を使用するため、原則屋外では開催できません。
    4. コンセントが最低2差必要となります。
    5. ゲーム機器の設置やプレイ用に長机や椅子が必要になります。
    6. 非営利活動の団体やサークル、組織に限らせていただきます。また、参加者から出前講座の参加費を徴収することはできません。
    7. ゲームソフトの使用許諾申請のため、開催まで1ヶ月を切っている場合は受付できません。
    8. 講座の内容はゲームソフトの使用許諾が得られた範囲内で実施するため、賞品や参加賞を用意したい場合は必ず事前にご相談ください。
    9. 出前講座の宣伝や参加者募集、実績報告をする場合、ゲームのロゴやプレイ画面、キャラクター等の画像は使用しないでください。

講座の様子1 講座の様子2

普及啓発イベント

多くの方に気軽にシニアeスポーツに触れていただけるよう、ショッピングセンター等で自由参加型イベントを開催します。

シニア同士だけでなく、ご家族(子や孫)とも一緒に参加できますので、ぜひ足を運んでみてください。

開催する場合は広報おおた等で告知いたします。