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音楽ガールズユニット C;ON 聖奈さんにインタビュー(広報おおた令和6年5月15日号掲載)

8 働きがいも経済成長も
ページID:0035069 更新日:2024年5月13日更新 印刷ページ表示

 

音楽ガールズユニット C;ON(シーオン) 聖奈さん

聖奈さん アーティスト写真

【プロフィール】
1997年生まれ、太田市出身。
小学校から金管楽器を始め、都内の音楽大学に在学中の2018年からC;ONに加入。
今年、エイベックスからメジャーデビュー。

 

令和6年5月15日号の「広報おおた(イマコレ)」で紹介したC;ON 聖奈さん。

ここでは紙面に載せきれなかったインタビューの様子を紹介します!

 

音楽との出会いを教えてください


小学4年生から金管バンドクラブで金管楽器を始めました。演奏会や学校行事で演奏したり、運動会ではマーチングを披露することもありました。
中学校で入った吹奏楽部は結構強豪だったので、学校のサポートも手厚く、レッスンもたくさんしてくださりました。

小学生の時からユーフォニアムを演奏していたのですか

5年生まではアルトホルンというユーフォニアムよりも小さい楽器をやっていました。

指揮者の前で演奏できるし、先輩がかわいい人ばっかりで…その人たちに教わりたいと思ったことがきっかけでした。
演奏していくなかで、ユーフォニアムの音色が素敵だなと思い、興味が湧いてきました。自分でユーフォニアムを選ぶ人は珍しいと言われますが、音色の魅力に惹かれ、6年生で希望して異動しました。

どのくらいから音楽で生きていこうと考えていたのですか

高校に入るときです。吹奏楽が強い学校に行こうか悩みましたが、音楽科がある学校に進むことにしました。
音楽学科は年間の1/3が音楽に関する授業なんです。歴史も音楽史でバッハやヘンデルなどを学びますし、数学などの授業も少なく、聴音や楽譜を書く授業など、音大に行くための学校になります。なので、高校を選択する時点でその後も音楽をきっと続けるだろうなと思っていました。

バストランペットとの出会いはいつですか

C;ONに入ってからです。
もともと大学生の時に、先輩がオーケストラの曲でバストランペットを持ち替えしていて、ユーフォ奏者が持ち替えしている楽器として知っていました。それで私も、C;ONのなかで武器になる、芯があってメロディーも吹ける楽器がやりたいと思い、探している時にそのことを思い出し、バストランペットならより芯があって華やかなメロディーができるのではと思い始めてみました。

各楽器の魅力は何ですか

ユーフォニアムは、団体だと主旋律からベースまで幅広く演奏できることや、自分の出方や音の出し方で、いろいろと頭を使ったり工夫できることが楽しいなと思っています。
バストランペットは比較的新しい楽器なのでマイナーではありますが、機能的に演奏しやすくていろいろな演奏の仕方ができますし、ユーフォニアムに比べるとパキッとした芯のある音ですがストレート過ぎず、低音も包容力があるので、とても気に入っています。

ユーフォニアム

 

太田市に住んでいた頃の思い出を教えてください

小学校1年生の時にピアノを始めて、4年生になって金管に入りましたが、音楽以外でも「だんべえ踊り」や「南中ソーラン」という和系のダンスを学校外での習っていました。
太田市っていろんな行事やイベントがありますよね。当時、おおた夏まつりの日は日中に金管バンドの演奏をして、夜はだんべえを踊り歩くというような、出演する側で楽しんでいました。

聖奈さん取材写真

太田市でお気に入りの場所はありますか

運動公園や体育館、エアリスホールなどが演奏会で思い出がたくさんある場所です。また、学生の時は放課後や休日にイオンに何度も出掛けました。フードコートも懐かしいです。オープン前の植樹のイベントにも参加したことがありましたね。

地元を離れたからこそ分かる、太田市の魅力はなんでしょうか

大学生になって東京に出て、演奏会などを経験したときに、やっぱり太田って音楽をする上で整った環境だったんだなと感じました。
小学生の頃から学校行事や発表会だけでなく、地域のお祭りやイベントで演奏する機会が多かったなって。やっぱり慣れとか場数ってすごく大事だと思うから、度胸を持つ上でも、アットホームな環境だったなと思います。
メジャーデビューが決まったときも、みなさんが盛り上げてくれて、お店でもチラシを置いてくださったり、久々に会う人にもすごく温かく迎えていただいた実感があります。

メンバーのみんなも群馬や太田での反応がすごい温かいって言ってくれています。
高崎でもリリースイベントを行ったのですが、チラシを持って2部あった演奏どちらも来てくれたり、通りかかった学生さんがCDを購入してくださったりと、すごく行動力もあって励みになりました。

 

お気に入りのものなどはありますか

めっちゃ考えたのですが思い付かなくて…
でもライブやイベントの後にはすぐに帰りたくて、帰宅しちゃう人なんです。家で2匹猫ちゃんが待っていてくれて。パルとアモっていう名前なんですが、癒やしですね。かわいさをみんなに発信した過ぎて、猫用のSNSのアカウントをつくってしまったくらいです。

 

C;ONとはどんなグループですか

C;ONは器楽奏者とボーカルの融合したユニットです。バンドみたいですが、ドラムやギターではなく、ピアノ・トランペットやユーフォニアム・サックスによる唯一無二のブラスに歌が入った編成になっています。

シーオン

加入しようと思ったきっかけは何ですか

高校生の時に学外でも個人でレッスンをお願いしていたのですが、ポップソングなどもOKな大学の先生でした。
大学選びでも誰に教えていただくかで、その後のつながりが大きく変わるので、その先生からの影響もあり、自分の興味のあったポップスやジャズ、メディア音楽を学べる大学に進学することにしました。
進学した大学は、女優さんになりたい人・カメラマンになりたい人・番組を作りたい人などいろんな芸術が集まる大学でした。その方たちとのコラボ授業などもあって、スタジオの真ん中で私たちが演奏し、それをカメラや照明を学ぶ人たちが撮ってくれるなど、メディア系や芸術全般が学ぶことができました。

そんな経緯から、クラシック演奏家というよりはポップス系の音楽家に興味をもっていたところ、クラシック音楽をアレンジし歌も入れてデビューしていた当時のC;ONにも出会いました。
YouTubeで音楽を聴いたり、PVを見たり、テレビで出ているのを見ていたことと、母がオーディションを当時やっていたことを調べて「応募してみたら?」と言ってくれたのもきっかけで、応募して加入することとなりました。

ユーフォニアム2

踊りながらの演奏はハードそうですが、普段はどのように練習しているのですか

ハードなダンスになっちゃったのも、少しずつ増えてこうなったんです。最初はここまで踊ってなくて…こんなになっていくんだって、毎回頭を抱えながらやっています。
入ったときはダンスがなくて、もっと演奏団体というか、みんなでピンヒールで演奏していましたが、対談の時にちょっと盛り上げたほうが良いよね、とか、ちょっと動いていたらかわいいよねということから始まって、気がついたらこんなにガッツリ踊るような感じになっていました。

ダンスのフリが入る前に私は何も考えずに演奏できるまでに練習してからダンスに臨んでいます。多分ダンスをできる人は何も考えずに演奏をやるんだと思うのですが、私は演奏を先にマスターした方が何も考えずにできるので、そういう感じにしています。
ダンスの練習の時は鑑の前に立って、とりあえず楽器を持って、吹かずに踊ってみるという筋トレのような動きを繰り返しています。手を使わなくてもできる表現を、足をどう出したら、どの角度から見ればきれいかとか、鑑を見てすごい研究しています。どの角度から自分が見られて、どう見えているかを、鑑がなくても自分を客観視できるくらい練習しています。

スタジオに集まった時にお互いにアドバイスをすることもありますか

はい、あります。
最近だと、楽器隊3人は曲に自分たちでアレンジをするという勉強も始めていて、それぞれが自分たちの楽器にアレンジを加えています。
スタジオに入って演奏し、ここを上手にできたからあなたのパートね、と。個人戦でもあるんです。自分のアレンジの幅を広げるためにいろんな人の演奏を聴いています。サックスメンバーの佳子ちゃんとは5年くらい一緒にやっているので、「ここはきっとすごい杓ってくるんだろうな」とか「ここは上げてくるな」とか予想ができるようになってきたので、そこを引いたりしています。ボーカルからこの音をもうちょっと華やかにしたいという希望があれば、それに合う音を入れたり、要望に合わせて音を足したり引いたり、みんなで音楽作りをしていますね。

本番は緊張したりしますか、またその場合どう克服しているのでしょうか

緊張はめちゃくちゃします。でも、今までの経験で分かったのが、不安なときに緊張の度合いがすごく大きい気がしています。自信がつくまで練習するとか、楽しめるまで不安要素がないくらいまで練習するとか、自信がつくまで取り組むことが大切かなと思っています。
あとは、楽しむ、伝える、届けることを意識して前のめりに行こうと思っています。守ってとか上手にやろうとかじゃなくて、伝えたいと思ってやっていますね。

どんな方に伝えたい、などはありますか

それぞれ毎回演奏する場所によって変わるのですが、最近は吹奏楽だったり音楽をやっている学生たちに届けたいと思っています。
学校を卒業してしまったら演奏する機会も音楽に触れる時間もあまりないのが現状ですよね。バンドとは違い、管楽器とかって昔やってたよという人は多いけど、卒業後も続けている人ってあまりいないので、こういう形でも続けられるよって。シーオンみたいになりたいっていう人が増えたらいいなって思っています。
ユーフォニアムでもこういう活動しているんだって、言っていただける機会がすごく増えたので、それが自分の役割なんじゃないかなって思っています。音楽やっている人からもC;ONの存在が広がってくれればいいなと思っています。

ステージ

初めて見る方に特にアピールしたいポイントはありますか

ユーフォニアムでもアレンジができたり、目立つことができるよっていうことですかね…ユーフォニアムの音色って初めての人が見つけるには少し難しいので、一番分かりやすいソロでの演奏に注目してほしいなと思います。

また、ダンスも細かいところや指先まで動きを意識しているので、美しく踊っているところに注目してほしいなと思います。

社会福祉大会で演奏してみてどうでしたか

地元の太田で演奏できたことはすごい嬉しかったです。ライブ自体も社会福祉の方だったり、音楽を聴きに来たわけじゃない人にもC;ONの音楽を届けられて、「すごかったよ」「素敵だったよ」とか声をかけていただいたり、ライブでも手拍子してくださって、楽しんでいただけている姿を見てすごく嬉しかったです。
それに、私の出身地というだけで太田市に親しみを感じていただけて、ファンの方がたくさん太田に遊びにきてくれたことがすごく嬉しかったです。そのままとんぼ返りも悲しいので、お店も事前にSNSに掲載して紹介したら、本当にみんな行ってくれて…入れなかったお店もあるそうでした。高崎のイベントの時も、宿泊して次の日の太田に行くよって言ってくれたファンの方もいて、私が育った場所だからと太田市を意識してくださることがすごく嬉しかったです。活動することで、太田市にもたくさん貢献したいなと思っています。

メジャーデビューということで、一つの目標を達成されたと思います。C;ONとして、聖奈さん個人としての目標や夢を聞かせてください

C;ONとしての目標は武道館に立つこと、アリーナでも演奏してみたいと思っています。
個人的には、ユーフォニアムの先生としてレッスンもしてみたいなと思います。
あとは音楽で関係ないところでいうと、ファッションとか美容系で、女の子に発信する仕事をしたいなと思っています。

 

市民の皆さんにメッセージをお願いします

C;ONというグループがあることを太田の人にも知ってほしいですし、その中のメンバーで太田市出身の子がいることを誇りに思っていただけるように全国で活躍したいと思います。ぜひ注目していただけたら嬉しいです。
全国のファンの皆さんに太田を知ってもらえたり、C;ONのライブが再びできるよう頑張ります!​

聖奈さん2

 

※聖奈さんの活動はこちらから確認<外部リンク><外部リンク>することができます。

 また、C;ONの活動<外部リンク><外部リンク>​もぜひチェックしてみてください!