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新田荘遺跡(反町館跡)
反町館は新田荘を代表する館跡です。昭和33年に群馬県史跡に指定されましたが、平成12年に新田荘遺跡として国史跡に指定されました。
平面形は凸字型で、東西方向は南辺で138m、北辺で75mあり、南北方向は115mあります。周囲には常時水をたたえる堀が巡らされています。東側の堀の北半部は県道改修の際に二倍以上の幅に広げられています。堀の内側の南・西・北には土塁が残っています。
築造された年代は明らかではありませんが、鎌倉時代から南北朝時代ころに築造されたと考えられます。その後、室町時代に金山城の支城となりましたが、戦国時代になって三重の堀を巡らす城郭に拡張されたと推定されています。
現在、館跡は瑠璃山妙光院照明寺の境内となっており、毎年1月4日の縁日には大勢の参詣人でにぎわいます。
照明寺本堂の裏には、義貞が軍議を開いた時に、鳴いている蛙の声を静めたという伝承を持つ「不鳴の池」があります。
指定区分 | 国指定史跡[遺跡地] |
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指定年月日 | 平成12年11月1日 |
所在地 | 太田市新田反町町896-1ほか 照明寺 |
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