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天神山古墳
天神山古墳は男体山(なんたいさん)古墳ともよばれ、東武伊勢崎線太田駅の東方約1kmの平地にあります。墳丘の長さは210mで、東日本では最大、全国でも30位以内(近畿地方を除くと3位)の規模を誇る大前方後円墳です。
墳丘の周りには二重に堀が巡らされ、北東には天神山古墳に付属する小古墳(陪塚)も造られています。江戸時代には、棺(ひつぎ)として使われた大型の長持形石棺が発見されました。これまでに円筒埴輪のほか、家、楯、鶏や水鳥(白鳥)の形象埴輪も発見されています。埴輪は墳丘上のほか、中堤帯の一部にも立てられていた事もわかっています。古墳が造られた時期は埴輪の特長などから5世紀前半と推定されます。大型の長持形石棺が使われたことや埴輪の特徴から、古墳に埋葬された人は畿内大和政権と強いつながりを持っていた毛野(けぬ)国の大首長とされていますが、ほかの説もあり明らかではありません。
上空から見た天神山古墳(右上に見えるのは女体山古墳)↑
「天神山古墳・女体山古墳リーフレット」を見る[PDFファイル/1.46MB]
- 天神山古墳駐車場の案内図
天神山古墳へ向かわれる場合は専用駐車場がございますので、ご利用ください。駐車場からは徒歩になります。
→ 案内図(こちらをクリックすると地図が見られます)[PDFファイル/215KB]
指定区分 | 国指定史跡 |
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指定年月日 | 昭和16年1月27日 平成22年8月5日(追加指定) |
所在地 | 太田市内ケ島町1606-1ほか |
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