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韮川ふれあいかるた解説 か行
韮川ふれあいかるた 読み札一覧 か行
読み札一覧 か行
観音堰改修の碑【所在:安良岡町(「ありす」の東側)】
観音堰は昭和10年に完成し、その記念碑が建っている。この堰は下流7ヵ村の用水の分岐点として重要な役割を果たしていた。当時は水争いが時々起こり、水のあるなしは農民にとって死活問題だった。
堰の完成で長年続いた水争いもなくなったという。なお、観音堰という名称は近くに観音様があったからだと考えられる。
玉厳寺【所在:東金井町171(玉厳寺)】
玉厳寺は680年ほど前に世良田長楽寺の名僧栄朝禅師の法弟が建立した。新田義貞の援助で寺運は栄えた。参拝するには何十段もの石の階段を登るが、周りの木立がすばらしい。
堂内には義貞をはじめ一族の位碑が安置されている。秋の七草寺としては藤袴で、秋に境内の散策をすると、この花が見られる。
熊野神社と節分祭【所在:熊野町(熊野神社)】
熊野神社は約800年前に出羽(山形県)の修験者小坂上人が熊野権現を勧請し建てたという。社の東には小坂上人と刻された古碑を見ることができる。
大祭は春秋の2回、つきたての餅などを参拝客に振舞っている。節分祭は30余年前から始め、園児や小学生の大声が聞こえる。境内はダルマ販売や福引抽選会で賑わっている。
社会福祉法人杜の舎ワークショップ「ありす」【所在:安良岡町298-1(ありす)】
障害のある人々が、実社会に出る準備としての実践活動の場所。毎日を楽しく過ごすために種々サポートも受けている。
ここでの主な作業は公共施設等の除草、野菜の生産・販売、各種部品の組み立て等々、多岐にわたっている。時には奉仕活動にも従事し社会の一成員としての自覚を促している。総じて「ありす」は自立生活への学舎といえる。
鉱毒根絶の碑【所在:安良岡町369(韮川農協)】
足尾銅山の歴史は古く約400年近く前に発見された。明治、大正、昭和と精錬による汚染物質が渡良瀬川に流入し農作物に甚大な被害をもたらした。
昭和46年「農用地の土壌汚染防止等に関する法律」が施行され韮川地区では鉱毒根絶期成同盟を作った。その祈念碑を昭和54年10月に建立した。現在、韮川農協に建っている。