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イノシシの生態
八王子丘陵や金山、渡良瀬川河川敷周辺では、イノシシによる農作物や生活環境への被害情報が数多く寄せられています。また、イノシシが市街地に出没し、車と衝突する事故も発生しています。
猟友会や被害地区にわなによる捕獲を依頼していますが、生息頭数の増加で農作物などへの被害を止められないのが現状です。
正しい知識を身につけて、被害や事故を未然に防ぎましょう。
イノシシの習性
人里近くの低い山に住み、人間などを警戒しておもに日没前や明け方に行動しますが、夜行性というわけではありません。
また、雑食性であり、植物の実や根から昆虫、ミミズ、蛇などの小動物まで何でも食べます。
なぜイノシシは出没するのか?
餌を求めて行動するため、餌のある場所を覚えると頻繁に出没し、田畑を荒らすなどの被害が起こります。
イノシシを出没させないためには?
餌となるものを放置しない。
イノシシは、雑食性なので人間の食べるものはほとんど食べるため、生ごみ等も餌になるためむやみに放置するとイノシシをおびき寄せることになりますので注意しましょう。
また、栗の木や柿の木などの果樹も実が落ちた瞬間に餌となるため、実はしっかり収穫したり、収穫しない果樹は放置せず、伐採するなど対策をしっかりしましょう。
参考動画:桑の木から落ちた実を食べにきている様子[その他のファイル/17.45MB]
※参考動画以外にも毎日のように落ちた実を食べにきている様子が撮影されています。
薮や雑草の刈払いを積極的に行う。
イノシシは非常に警戒心が強いため、見通しがよく、体を隠せない場所を嫌います。篠薮や竹やぶ等の刈払いを行い、イノシシの出没しにくい環境へ整備しましょう。
イノシシに遭遇してしまったら?
臆病なので、突然襲ってくることはまずありません。街中に降りてきても自然と山へ帰ります。
突然出合ったときはけっして威嚇せず、後ずさりをしながらイノシシの移動ルートが確保できるようにしてください。慌てて走り出したりせず、速やかに建物や車の中などに避難するか、木や塀の上など高いところに避難してください。
※ 街中でイノシシを見たときは、太田警察署または市役所へご連絡ください。
※ 野生鳥獣を無免許・無許可で捕獲することは法律で禁止されています。