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高山彦九郎の遺品(高山神社)
高山彦九郎は上野国新田郡細谷村(現群馬県太田市細谷町)で生まれた、江戸時代中頃の勤王思想家で、幕末の勤王の志士たちに大きな影響を与え、明治維新を導いた人物です。生涯を旅に過ごし、京都・江戸・郷里を拠点に全国各地を遊歴、公家・武士(大名・家老・諸藩士など)・学者(国学者・儒学者・蘭学者など)・文化人(画家・歌人・俳人など)・剣術家・神官・商人・農民など様々な階層の人々と交流、その様子を地域の歴史・地誌・習俗・民情などとともに克明な日記に記録しています。
高山彦九郎の遺品は、高山彦九郎置手紙、烏帽子(えぼし)、沓(くつ)、笏(しゃく)、櫛、水注(みずさし)、高山彦九郎遺髪、天盃(てんぱい)・土器盃、点盃・木盃、高山彦九郎書簡の計10点です。これらは、高山神社(明治12年(1879)創建)に奉納された資料で、太田市細谷村の出身で、江戸時代後期に尊王思想家として活躍した高山彦九郎に係る資料として極めて重要です。
指定区分 | 市指定重要文化財(歴史資料) |
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指定年月日 | 令和元年7月10日 |
所在地 | 太田市細谷町1324-7(高山彦九郎記念館) |