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令和5年4月15日号こんにちは市長です

ページID:0023195 更新日:2023年4月15日更新 印刷ページ表示
 育ちのせいか受けた教育のせいか納得のいかないことには、例え国の決めたことでも反論したくなる。時折、素直ではなくなる。本年度予算に計上した「移住支援金」がその一例だ。林業をやるので山間部に移住するというなら家族4人で300万円の支度金は納得できる。市内企業に勤めるに太田へ引っ越す家族に、300万円の支援金を市が出すというのはいかがなものか。こんな主張を予算説明会で話した。若いご夫婦が市営住宅に入るのに家賃補助を出したらどうか、国が反対するようなことも話した。いまだ苦言がないので胸をなで下ろしている。国会の質疑を見ていると総理も大臣も原稿を読んでいる。あれなら安心、リスクはない。ほとんどの場合、原稿なしの私は言わなくてもいいことを話したりする。でも「移住支援金」は都市から山間部への移住に限るのが正しいと思います。
 4月15日にプレオープンする太田市総合体育館(オープンハウスアリーナ太田)のことは数カ所で話した。「そんなところにお金を使うなら福祉に使ってよ」という漠然とした批判がまれにある。体育館を使わない人はそう思うかもしれない。考えてみれば行政のサービスは公平ではないのだ。子どものいない人に「給食費を無料にします」や「高校生まで医療費を無料にします」は自分には関係のないことと思う人もいるかもしれない。でも市にとっては大切な子育て政策だ。アリーナは82億5千万円かかった。民間、国などから55億円の寄付金と補助金をもらった。やりくりして毎年1億5千万円返していくと17年で返済は終わる。本年度予算が894億円だから1億5千万円はそんなに恐ろしい数字ではないのだ。
 予算説明会は市民参加によるまちづくりの第一歩だと思って始めた。各地区、大勢のご参加をいただいた。ありがとうございました。(4月3日記)