令和5年7月1日号こんにちは市長です

　7年前になりますが『住みよさランキング』（東洋経済新報社）で太田市が全国55位になったことがありました。気分爽快がしばらく続いた記憶があります。もちろん、群馬県1位です。あの時がピークで、どういうわけか毎年順位は下がっています。今年の発表では全国230位、群馬県で4位に転落。トホホです。
　「太田って住みよくありませんか？」市外に転出した人に出会ったときに聞いてみますが「太田はよかった」と言ってくれる人ばかりです。「Ａ市に引っ越して交通が便利になった」という人はいますが、こればかりはどうにもなりません。太田市は先駆けて給食費を幼稚園と保育園は助成、小・中学校は無料にしました。子どもたちの医療費助成も県内で初めて取り組みましたが、今ではスタンダードです。国もいずれ「食育は算数と同じ、教育のひとつ」と気付くでしょう。給食費を無料化すると思います。
　太田で取れたお米を自前の精米所で精米し、つきたてのお米を炊飯する。給食室で調理をして子どもたちに提供する。それは太田市独自のやり方です。一人暮らしのお年寄りを訪問している「ふれあい相談員さん」は太田市の自慢です。ランキングの算出指標を見ると独自の施策は外されています。ちょっと驚くのは『住みよさランキング2023』ベスト5に石川県の野々市(ののいち)市と白山(はくさん)市の2市。行ったことがないので、どんな街か知りません。積雪の多い場所は一人暮らしになったら「雪下ろしどうしよう？」なんて私は考えちゃいます。
　『住みよさランキング』は気にすることないんです。とはいえ、東洋経済新報社に誰か知り合いはいませんか。（6月19日　記）