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令和5年10月15日号こんにちは市長です

ページID:0028832 更新日:2023年10月15日更新 印刷ページ表示
 今朝のテレビ、「TKGが大うけ、お店は外国人でいっぱい」と紹介されていた。TKGって何だか分からなかったけれど、見ていたらすぐ納得。分かります?「卵のT、かけのK、ごはんのG」とのことです。最近、東京に行く機会がない。東京に限らず外国人がたくさん来ているようだ。コロナ前に戻ったとか。彼らは日本の風景や文化に興味があるのかと思っていたがそうでもないらしい。TKGだとか、聞いたことがない食堂がSNSなどで拡散され、「食べてみたい」と思わせていく。外国人=寿司、だけではない。餅つきもテレビでやっていた。
 TKGも卵だけでは成り立たない。肝心なのは「米」である。この間、薮塚の三島神社脇の田んぼで藪塚本町小と薮塚本町南小の5年生が稲刈り体験をした。農協の組合長が「農家をやりたい人、手を挙げて」と挨拶の中で声掛けした。「はーい」と手を挙げた児童は240人ほどいて2人だけ。大人たちは小さなため息。農家以外は田畑を持てないから仕方ない。少ないと思いながら、後継者を名乗り出てくれたことに「ありがとう」である。子どもたちの笑顔がNHKで放送された。
 私は稲刈りの名人であった。新潟からお手伝いに来てもらったおばさんと稲刈りの競争をする。5、6年生の頃だ。2列(柵(さく))くらいをザク、ザク、ザクと一度に刈る。今考えてみると、彼女は刈るスピードを緩めていたと思う。ご機嫌取りだ。いい勝負になる。負けそうになれば1列(柵)に変えて勝負だ。あの頃の農業はすべて手作業で、子どもは貴重な労働力だった。稲刈りだけはどういうわけか楽しかった。収穫が終わるとホカホカの新米に取れたての卵が待っている。おいしかった。
 給食費を無料にした。それだけではない。精米所を持って、精米したての太田市産米を食べてもらう。給食室でおかずを作って配膳する。こんなまちはないような気がしますが。(10月4日記)