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令和5年1月4日 新春の集い 市長あいさつ

ページID:0031219 更新日:2023年1月4日更新 印刷ページ表示

はじめに

 明けましておめでとうございます。本日は、大変お忙しい中、大勢の皆様に参加をいただきまして、ありがとうございます。

市長あいさつ 市長あいさつ

文化の香りをもたらしたおおた芸術学校

 オープニングでおおた芸術学校付属合唱団「コールエンジェル」に歌っていただきました。昨年は、この「コールエンジェル」とこの後アトラクションで登場するおおた芸術学校付属オーケストラ「ジュネス」と宮城県石巻市に行きました。震災直後に石巻市に行きましたが、今回、丘の上から海岸線を見ると、全く新しい石巻市ができあがっていて、復興が進んでよかったと思いました。演奏も好評で大きな拍手をいただきました。今年は、山梨県韮崎市に演奏に行くことになっています。太田市は昔からモノづくりのまち、とにかく働くまちと言われてきましたが、文化の香りを少しずつ太田市にもたらしてきたおおた芸術学校を誇りに思っています。

芸術学校オーケストラ演奏 芸術学校合唱

ものづくり全国11位のまち

 太田市は、スバルを中心として、ものづくりが相変わらず盛んです。製造品出荷額等は全国11位で、ものづくりの実績を持ったまちであり、全国の大都市や100万人都市にも負けていません。このような中で何ができるかを考えることがわれわれ行政の仕事であります。

給食費を無料にします

 現在、既に中学生から給食費の無料化を始めましたが、今年の4月から小中学校の給食費を全部無料にします。同時に、幼稚園・保育園の給食も無料にします。とにかく今、物価が高くて生活がしにくい環境の中で、行政は努力をして、財源を確保し、将来を嘱望される子どもたちにできるだけのサポートをしようと思っています。
 15歳までの医療費の無料化を群馬県で初めて実施したのも太田市です。給食を無料にしている小さなまちはありますが、太田市の規模になると財政的にも非常に難しい状況となりますが、経営努力等により無料化を実現することができました。

牛乳で乾杯

市街化編入でまちが一変

 大事なことは、いつでも改革を目指して頑張る、常に太田市をどうやって変えていくかを考えることであります。見てわかるように、国道122号周辺が大きく変わりました。そして、おおた渡瀬産業団地によって国道50号周辺が一変し、新田東部工業団地周辺や日野自動車のある新田地区周辺も変わり、近隣の伊勢崎市まで変えてしまいました。この太田市民会館のエリア全体も大きく変わりました。これは県のご協力のもと、許可をいただき、200ヘクタールという市街化区域編入を行ったことで、太田市の財源として非常に大きなものになりました。

民営化で経費削減

 内部ではどのようなことをやってきたかというと、幼稚園、保育園の1園を除いて、全部民営化しました。この民営化によって得られる収益が1億8,500万円となり、ここ2、3年で毎年これだけの収入増を図ることができました。それと同時に、障がい者施設をすべて民間に委託したことによって、1億7,000万円を生み出すことができました。障がい者施設等は民間ではなく市がやるべきだという議論もありますが、市内には社会福祉法人太田松翠会があります。ここはかなやま学園をずっとやってきて、大勢の方が立派に育ちました。もう一つは社会福祉法人杜の舎です。市で委託していますが、空き缶を選別してインゴットにして売っていて、太田駅前ロータリーの花を育成し、供給してくれます。このような実績があるので、障がい者施設とはいえ、問題なく民間に委託することができ、経費の節減を大いに図ることができました。

行政の質を上げサービスを向上

 市役所ではISO 9001を導入しています。私が市長になってすぐ、太田市の行政の質を上げるため、企業が行っている品質管理のやり方を行政も取り入れたいとの思いからです。このようなことを繰り返すことによって、全体の経費節減とサービスの向上を図ってきました。これまでの行政改革により、今日よりも明日、明日より明後日という形でまちの中を変えることができ、これらの積み重ねが給食費の無料化につながっていきました。

行政だけでなく、みんなでまちづくりを

 ただし、何でも無料にすることはできません。私は、何を改善して、どのような事業を新規に立ち上げるかということを常に考えています。これは太田市の職員全般にも言えることであります。今日よりも明日、明日よりも明後日というようにさらに改善をして、市民サービス向上のために自身から変えていこうという考え方です。今後も太田市をさらに変えていかなくてはなりません。今の時代はデジタル化などにより、速いスピードで社会が変わってきています。その中で頑張っていこうという気持ちを職員と一つにしているわけですが、行政だけではなく、本日お集まりの皆さんとみんなでまちをつくっていくことが大事です。今後とも太田市のまちづくりにご協力をいただいて、太田って本当にいいまちですね、子どもたちにとって本当にいいまちですねと言われるようにしていきたいと思います。

こどもや高齢者、障がい者にやさしいまちに

 また、現在課題となっているのが一人暮らしのお年寄りです。ふれあい相談員が戸別訪問をしていますが、一人暮らしで生活をしていて車がなくても生きていける、車があった時代と同じような生活ができる、そういう太田市をつくるため、新年度から事業を始めていきます。われわれが今までに利益を被ってきたことに対する恩返しをしていかなければならないと思っております。今後、皆さんと一緒に子どもたち、お年寄り、障がい者に対して力を入れて、まちを強くしていきたいと思っています。
 今後も太田市は前を向いてどんどん進んでいきますので、皆様のご協力をお願いしたいと思います。本日は大変お忙しい中、知事にも国会議員の皆様にもいらしていただきまして、本当にありがとうございました。今年一年間、よろしくお願いいたします。健康でとにかく明るい一年間にしていただきますようお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。