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令和6年1月4日 仕事始め式 市長あいさつ

ページID:0031315 更新日:2024年1月4日更新 印刷ページ表示

 災害の恐ろしさを再認識した新年に

 今年は変化に富んだ1年のスタートとなりました。能登半島で発生した地震、津波に始まり、羽田空港でも事故がありました。総務省から群馬県を通して要請があり、太田市からも消防車両4台、職員17名が石川県へ出動しています。災害の恐ろしさを改めて感じました。今回の震災で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

角度を変えたものの見方が危機管理にも生かされる。

 今回の地震により、被災地では水不足が発生しています。しかし、被災地以外にも、石川県には市町村がありますし、長野県も新潟県も近くにあります。普段から有事に向けた協力体制を組んでおけば、水不足は防げたかもしれません。
 また、被災地ではガソリンに長蛇の列ができ、何万軒という規模での停電も発生しています。ここであえて、角度を変えてものごとを考えてみてください。今、日本では、ガソリン車から電気自動車へ転換していこうという風潮がありますが、停電が起ってしまった時に電気自動車は動くのでしょうか。もしかすると、公用車の全てを電気自動車にせずに、あえて半分はガソリン車を維持することが、災害に強いまちの条件になるかもしれません。平時からの危機管理は非常に有効ですが、災害はいつどこで起こるか分からないからこそ、角度を変えた視点からの危機管理が特に重要だと考えられます。

常に考え、動きつづけることが地方自治体としての成果を生み出す。

 地方自治体とは、お互いに触発し合いながら自らを更新し続ける“運動体”でもありますので、考え、動き続けない組織は存続しません。いくら良いまちだと言われても、限界がきてしまいます。
 今回の震災対応では、岸田総理がよく「指示をした」という発言をしていますが、指示をしないと大臣が動けないような組織は良くないと思います。あれだけ大臣がいるんですから、大臣が自ら考え動いて、役人を鼓舞するべきだと思います。我々も、地方自治体として自分たちで考え動いて、国を説得して、どこまで可能なのかをいつも探求しなければなりません。そうすることで、組織としての大きな成果を生み出すことができるでしょう。 

太田市らしくたつ(辰)年にしていきましょう。

 震災に始まり、厳しいスタートとなりましたが、辰年は縁起の良い年だとも言われています。太田市らしく、まちがたつようにならなきゃいけない。そういう気合いで1年間、頑張っていきましょう。