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令和6年7月15日号こんにちは市長です

ページID:0037756 更新日:2024年7月15日更新 印刷ページ表示

 今朝の出来事。「毛里田の税理士さんから電話がありました」。早速電話をつないでもらう。「しばらくでした。前にお話しした奨学金の件。お手伝いしている方の相続なんですが、奨学金として寄付したいと言ってくれているんです」。彼女(税理士さん)は、前々から「相続の際に一部を奨学金に回すのってお勧めよね」、なんて言っていた。相続される方たちのご理解が得られたようで報告に来るという。6月議会で質問のあったテーマだった。市民からの後押しがあれば自信を持って進められる。とてもうれしい。
 異次元の少子化対策の中に「子ども3人の家庭なら大学の授業料をタダにする」というのがある。なぜ3人以上なのか分からないが3人なのである。2人だと予算が大きくなってしまうからか…予算が先にあって少子化は格好だけという話なのか、とにかく国には少子化対策を真面目にやってもらいたい。実施に際し、隙間があればそれを地方が埋めていってもいい。その逆があってもいいと思う。
 群馬県選出国会議員との朝食会で「学校給食の無料化」の要望を出した。全国的な流れになっている気がする。太田市は先陣を切った。何でも国の責任でやってくれというわけではない。税は国、県、市町村それぞれに仕事の量を基準に分配されている。だから、国が1⁄2、県と市町村が1⁄2を負担するというルールにすればいいわけだ。太田市の考えている給付型奨学金だって国が1⁄2、県と市町村が1⁄2を負担するなら規模こそ違っていてもどのまちでもできる。高齢化・少子化
の対策に終わりはない。国、県と市町村が協力し、知恵を出し合って子育て環境を改善していく必要がある。
 「今から行きます」。彼女からの電話である。「話をしたら弟さんたちが倍額(千万円単位)にしてくれたわ」。給付型奨学金の募集案内などに、寄付者名を列記していきたい。お志のある方はぜひお願いします。亡くなられた彼は名簿の第1号である。(7月2日記)​