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令和7年2月15日号こんにちは市長です

ページID:0043998 更新日:2025年2月15日更新 印刷ページ表示

 「後出しじゃんけんは卑怯」それはそうだ、みんながグーを出したのを見てパーを出せば勝つに決まっている。行政も後出しじゃんけんは認めない。まさか体育館に空調を入れる時代が来るとは思わない。全国どこでも同じではないか。だから雨風がしのげればいい、という程度の設計施工になっている。私が子どもの頃は体育館なんてなかった。3月の卒業式には決まって砂埃が舞う。風をよけながら卒業証書を受ける。今のように一人一人に校長先生が手渡しすることなどできない。砂埃の中であるから代表授与である。校長先生の卒業生への言葉も短かった。トタン板、鉄骨の体育館は学校を変えた。
 最近の猛暑はあの頃とは比較にならない。トタン板に囲まれた室内はそこにいるだけで熱中症になる可能性がある。ならばと、体育館に空調設備を入れようと思った。社会全体が気候変動を問題視している。当然、国の補助金はあるだろう。1/2は期待できるだろう。ところがである。文部科学省は断熱性のある体育館でなければ補助金は出さないという。屋根、壁、ガラス、出入り口など。子どもが急増していて雨風をしのげることを第一に体育館を建設してきた。室内は暑くて子どもたちの体調が心配、空調を入れたいと言っても馬耳東風、馬の耳に念仏であった。使えない補助金を文科省は補助金と言っている。内閣府のコロナ交付金を一部使って、全校の空調設備工事を終えたが文科省はどこか違う。
 埼玉県八潮市で道路の陥没があった。下水道管の老朽化が原因という。ならば、全国の下水道管の改修を早急にやるべきではないか。だが、国に申請して許可を受けてから改修工事にかからないと国の補助がもらえないというルールが弊害になっている。事後申請でも補助を受けられるシステムに変えないと同様の事故が起こる恐れがある。太田は来年度22キロ、5300万円で下水道管のテレビカメラ調査を予定している。 (1月31日記)