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年度末になると慌ただしい。新年度の予算説明会があるからだ。知りたいという人には丁寧に予算説明する。説明は総務部長がするが、私は世間話を30~40分する。そして質問を受ける。ジャンルは問わない。いろんな質問にもできるものは進めるし、そりゃできないものもある。私が「太田もプライドを持てるようなまちになりたい」と言ったところ、韮川地区でこんな意見があった。
学校帰り、子どもの見守りしていると横断歩道前で止まる車は「とちぎ」ナンバーの方が多い。「群馬」は思いやりで栃木県に後れを取っている気がする、という。予算も人口も近隣都市に差をつけているのに思いやりなどで劣っている。ちなみに「横断歩道で車の一時停止率」の全国調査(2023年)を見てみた。やっぱり彼の言う通り。栃木県は74.8%と高い。全国3位である。2018年に全国ワースト1位「止まってくれない栃木県」だったのが・・・。群馬はどうかというと41.1%、全国ワースト18位。車の量は多いし少しでも先に行きたい気持ちが潜在的にある。横断歩道に人がいるのに止まらない、歩行者優先が守られない。事故が起きて「ああ、あの時止まっていれば」ということになりかねない。
歩行者優先を栃木県以上に、そして全国1位の長野県(84.4%)に追いつく運動を始めたい。予算説明会が運動展開のきっかけになりそうだ。(4月1日記)