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明けましておめでとうございます。本日は、大勢の皆様にお集まりをいただきまして、ありがとうございます。いつもならグリーンパレスで懇親会を行っていますが、感染症の影響があるため、今回、市民会館で開催することになりました。
米の消費が悪いということで、本日、帰りにお土産としてお米をお持ち帰りいただきます。そして、牛乳も消費が落ち込んでいます。東毛酪農の牛乳を学校給食で使っていますが、何とか牛乳で乾杯ができないかということで、この後、副市長の掛け声により牛乳で乾杯して、少しでも消費拡大につなげていきたいと思います。
昨年、太田市は感染者が146人となった日もあり、コロナ対応でなかなか本来の活動ができない状況でありました。今年はこういうことがないように一人ひとりが気を引き締めてください。
太田市は、国の補助金や寄附をもとに、集客数5,000人規模の体育館を建設しています。全国大会が開催できる環境であり、来年は、群馬クレインサンダーズの本拠地となります。一昨日、ぐんまアリーナでサンダーズの試合を観てきましたが、観客数は3,000人で、そのうち約1,200人が宇都宮から来ていました。東京、渋谷、千葉、茨城、宇都宮、太田など、関東エリアで多くのチームがあり、お互いがお互いのところに新幹線などを利用して観戦することで、太田市の関係人口も増えていきます。今、高校サッカーをやっていますが、プレミアリーグ(トップリーグ)において、桐生第一高校のサッカー部が本拠地として太田市で活動することが決まりました。これから、前橋育英、桐生第一、青森山田といった有名なチームが太田市の陸上競技場で試合をすることなり、来年の春から試合が始まる予定です。11試合開催されるとのことで、関係人口が増加し、大勢のお客様をスポーツで太田に招く環境ができ上がります。
先ほど、知事からもお話がありましたが、今年は、プログラミング学校を新たにつくる予定です。現在、おおた芸術学校があり、学校が不得意とする分野を補っています。そして、おおたスポーツ学校があり、非常に頑張ってくれていて、スポーツを通じて選手を全国に送り出しています。プログラミング学校は、4月に開校を予定しています。今の時代に合う学校をつくって、積極的に学校教育をサポートしていきます。また、これまでは、不登校の子どもは教育委員会に対応してもらいましたが、次は、市長部局において、民間とタイアップしながらフリースクールをつくって補っていきます。英語の学校をつくりたいということで、ぐんま国際アカデミーができました。芸術の学校ができ、スポーツの学校ができ、プログラミングの学校ができ、そして、フリースクールもできます。太田で子どもたちに対してこれ以上ないという環境をつくります。これからは、西の複合施設もできます。福祉関係の分野においても、ベーシックサービスにより生活がたいへんな人に対して、最低限のサービスができるような環境づくりをしていきます。
終わりになりますが、これからの行政は、市民の皆さんの協力なくして、何かものごとをやりきることは絶対にあり得ません。私は、よく観客民主主義という言い方をしますが、観客のままで、プレーをするところに市民が降りてこないと、まったくむなしいものになってしまいます。これからの社会において、今日お集まりの皆さんにお願いしたいことは、行政に対して協力していただき、観客民主主義から脱却して、市民と行政が一緒になってよいまちをつくっていくことです。皆様には一年間お世話になりますが、ぜひ一緒に手を取り合って、すばらしい未来をつくるようお願い申し上げ、挨拶といたします。ありがとうございました。